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薄れゆく出光のアポロと農協建築のほど近くに、日石カルテックスの跡がある。

 
これで立地がわかるだろうか。左奥の建物は、前記記事の3枚目写真の奥に写っている建物だ。

 
両翼を広げている。スフィンクスの前足か、ホワイトベースの格納庫か。


 
 
ずいぶんと剥げてしまい、コンクリートの地肌が見えてしまっているが、下部の緑帯は健在だ。






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バイパスのすぐ横、旧道に、こぢんまりとした給油所。酒や煙草を扱っていた商店に併設されていたようだ。閉めて久しいのかな。

 
でも、給油所は、現役のよう。レギュラーの計量器が一つ。



海沿いの国道150号から1本山側に入った久能街道。1.2車線くらいの道幅にいささか驚く。そして、その街道に給油所があったのだから驚く。

カルテックスの計量器が残るのだから、けっこう昔に閉じた店なのだろう。「日石ゴールドガソリン」などは1983年までのブランドだ。それにしては、とてもきれいだ。きちんと管理され、駐車スペースなどになっているのだろう。

 
計量器は1台かと思いきや、その裏に背合の計量器がある。

 
残念ながら防火壁は撤去されているようだ。左側の防火壁は下部の緑線がカルテックスの名残。右にはポストが立つ。この給油所が現役だったら邪魔な位置、というか敷地内なので、閉鎖後に設置されたものだろうか。



 
阿賀野川の舟運で栄えた街に、パステルグリーンの日本石油の防火壁がきれいに残っていた。給油所の施設そのものはとうになくなり、敷地は草が繁茂している。

 
今のENEOSの意匠に通じる形の、パステルグリーンに、薄い紫、水色、ピンク、そして白。1991年に制定されたカラーリングで、1999年に「日石三菱」となるまでの、わずか8年間しか存在しなかったもの。NiSSEKIロゴがあるので、日石三菱になる前に閉鎖されたのだろう。以来20年以上、太陽光に当たり続けても、パステルカラーは色あせていない。





 
岩手県の県道をたどり、ある小さな集落の交差点にさしかかった。三角形の敷地の1辺をなす防火壁。伸びてしまった雑木の陰に見える、日石カルテックスのシンボルマーク。

 
閉鎖されて久しいようだが、敷地はきれいに整頓されている。

 
現在はタクシーの待機所として使われているようだ。JRの駅まで直線距離で7kmほどだ。









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