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国道17号熊谷バイパスで、いつも停止させられる交差点がある。ちょっと入ったところに閉鎖後ずいぶん経ってそうな、資材置き場と化した給油所があり、そこにCALTEXのサインポールがある。

支柱こそ錆び付いているものの、看板そのものはたいした褪色もせずに残っている。よく盗まれずにあるものだ。


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商店街の終わり、路地が交差するところに雑居ビルのような建物がある。しかし、その側面に、大きなまな板のような厚さのある庇が張り出している。これは「キャノピー」ではなく「庇」と形容したい。

決して広くはない給油スペースをカバーするこの庇。片持ちで吊り、計量器もノンスペース型とし、見れば見るほどがんばっている。しかも洗車機まであるのだ。そのくせサインポールの背が低く、主張などしていない。これは、やはり商店街ゆえか。

地下タンクの空気抜きだと思うが、庇の下右側、壁からパイプが出て上に向かい、庇の上に突き出している。このあたりを聞いてみたいのだが、 残念ながらこの日は閉まっていた。

帯広から土砂降りの中、国道274号、国道40号と走りつないで北上した。約4時間、給油以外では停まることなく剣淵の道の駅に着いた。約1時間休み、再び雨の中へ。

士別、多寄と過ぎ、風連の市街地に入ったとき、水色のサービスルームが目に入った。しかし、雨。ゴアの合羽を着ているとはいえ、襟元や袖口から染み入った雨水のせいで気持ちはぐっしょり、カメラを取り出す気力などない。帰路に寄ればいいさ、と通過した。

3日後、改めて訪れたのだが、あるべき場所にない。さんざん探して見つけたのだが、南に向かうとなかなか視界に飛び込んでこないという立地だった。

防火壁は真っ白に塗りつぶされ、日本石油だった痕跡は見当たらない。

サービスルームは、出入り口などないほうがいいかのように、角が大きなガラスで囲まれている。さぞ日の入る建物だったろう。あるいは、その日差しに悩まされたかもしれない。

裏手は空き地、ここを通り抜ける付近在住の人もいた。この距離で見ると、コンビニの建物のようだ。


「風連給油所」のロゴ。かっこいい。

冒頭の写真でも見えているが、付近は農協倉庫が非常にたくさんある。それも、すべてが違う建物であるかのようにバラエティに富む。農協倉庫だけを撮りに、再訪すべきと考えている。

 


稚内駅近くの市街地には、南北に平行していくつか道路が走っている。東の際は港。西の際は山裾。その西の際を走っていたら、壁があった。あの、横に二つつながったマルは…!?

日石カルテックスのマークの跡だ。いままで、壁に直接描かれたマークしか見たことはないのだが、ここにはエンブレムのようにはめこまれていたのだろうか。そのエンブレムはどこにいったのだろうか。

日石CALTEXの防火壁の下部は緑色の帯が入っているが、それも、この壁においてはタイル貼りである。さらに、コンクリート製の壁の頂部(煉瓦隧道にならって「笠」と呼ぼうか)には、石とおぼしきもので飾り立てられ、それが経年のせいか故意にか、毀たれている。

盛業時は、さぞかししゃれた給油所だったに違いない。

●関連項目
最北の丸善石油






国道275号に面して、元給油所のサービスルームがぽつんと建っている。その隣には、整備工場の倉庫(?)。

サービスルームが水色で、ピットが白。そして、冠に給油所名。左端のガラスの向こう(室内)に、白い円盤が二つ並んでいる。これは計量器についている日石CALTEXのマークをとりはずしたもの。

独特の書体ではあるが、昭和40年代などにはいろいろなところで使われている気がする。

  シチサン。

* * *

冒頭、給油所の右に移っている建物。これには「猿払運輸整備工場」とある。検索しても出てこないので、果たしていま、あるのかどうか。

  正面は木製。側面もおそらく木製、その上にトタンが貼ってあるのだろう。正面にはシャッター。

周辺は片付いているので、いまもこの敷地は使われているに違いない。











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