僉
剱岳の正字の篇、すなわち「検」の旁である。 なんだか歩き出しそうである。 しかも、左の「人」は左へ、右の「人」は右へ。 インベーダーの一番上のキャラにも見える。 文字のゲシュタルト崩壊とは異なるが、単語もそれと同じような作用を起こすことがある。 この「つるぎ」である。 かつて、大阪と郷里・新潟とを結んでいた夜行列車の名称であった。 時刻表に慣れ親しんでいた身として、「つるぎ」は常に意識していた。 小学生のとき、初めて東京の交通博物館に行った際、 かつて存在していた「つるぎ」のヘッドマークのピンバッジを買ったほどである。 そのデザインは秀逸であった。 しかし、「つるぎ」? ふといまになって疑問に思う。 新潟県人に馴染みのある山名ではない。 剱岳の位置を言える新潟県人など、どれほどの数がいるものか。 その名称を当然のものとして受け入れていた小学生の自分に、 強烈な違和感を感じる。 私の中では、ゲシュタルト崩壊と同カテゴリの精神作用である。 なお、列車名が「つるぎ」となったのは、元々は富山までの列車であったのが、 新潟まで延長された際に、そのまま踏襲されたものである。 最初から新潟行の列車に「つるぎ」と名付けたわけではない。 PR |
カレンダー
最新記事
(11/20)
(11/11)
(11/05)
(10/26)
(10/25)
(10/22)
(10/21)
(10/20)
(10/19)
(10/06)
カテゴリー
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア
|