東京都中央区京橋の一角の再開発が進行中だ。角地の4階建てのビルの1階には喫茶店「森屋」と、2階から上は東京搬送機が入っていた。
界隈の喫茶店がコーヒーチェーンに押されて軒並みなくなる中で「森屋」は孤塁を守っていた。女主人はひょんなことからこの店を任されることになったそうで、かつては文壇の人たちが利用したというような話をしてくれたことがある。装テンは、まったくいままで意識したことがなかったが、グレーと白の縦縞だ。 その向こうの2.5倍くらいの高さのビルにはコルクの会社、ロビンソンが入っていた。角地の左の黒いビルは、行ったことはないが焼肉屋だったか。それらもまとめて取り壊される。 アップしてから気づいたが、「黒いビル」じゃない。この角のビルの一部を黒く塗っているだけだ。 この、窓に書かれた「東京搬送機KK」の文字が好きだった。特に「機」が。 「KK」は、よく見ると「K・K・」と、省略を意味するピリオドが高い位置にあった。 階段部の1階に掲げられていた社名。アクリルだが彫り文字なのかどうかは近づけなかったために確認できていない。 PR |
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