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現在は、上記の通り、プレートガーダー橋になっている、米原駅北側の、駅東西を結ぶ跨線橋。これが、かつてはトラス橋だったのだが、その出自がわからないかという話。

資料整理で『鉄道ファン』2007年12月号をめくっていたら、「米原構内の東端駐機場で休むC62~」という写真が目に入った。背後には曲弦プラットトラスが写っている。斜材はごく細く、格点もガセットではないのでピントラスと思う。これの諸元を調べたが、ちょっとわからない。不確かだが、どこかのトラス桁を「米原駅構内に転用」といった記述を見かけたことがあるようなないような。

昭和50年度の交通写真はこうだ。
20100411ckk-75-9_c13_4.jpg
国土画像観覧システムより CKK-75-9をトリミング。)

見た記憶があるのに、どこにあるかを発掘するのが難しい。たぶん200フィートではないかと思う。記憶の引き出しに、このまましまっておこう。


【2016年5月16日追記】
出典は「明治時代に製作された鉄道トラス橋の歴史と現状(第4報)米国系トラスその1」だった。それによれば、出自は紀和鉄道紀ノ川橋梁、現JR和歌山線の岩出~船戸間に架けられている桁の、先代である。そこには250ftのペンシルバニアトラス2連+200ftのプラットトラス1連+プレートガーダー4連だったが、1930年に架け替えており、その際、250ftの1連は北陸鉄道能美線手取川橋梁に転用(もう1連は不明)、200ftが拡幅の上、ここに架けられ、1980年頃まで使用されていた。


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