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20100103-3.jpg非常に阿呆なので、橋の名前を控えていない。写してもいない。場所は、第1酒匂川橋梁のすぐ北である。上の地図で示した地点の90度クランクが転回場になっており、その先に道の跡と柵がある。その先にはこの橋の旧橋の橋台または橋台が残っている。

20100103-1.jpgこれが左岸(東側)に残る橋台。

20100103-2.jpgこれが右岸(西側)に残る橋脚(?)と橋台(軽自動車の前)。

橋台と橋脚の高さが合わないのはなにゆえだろうか。また、橋脚と右岸橋台の間隔が非常に短いのもなにゆえだろうか。

左岸のほうは、なかなかすごいところに谷積で橋台が組まれている。現橋とほぼ同じたかさと思っていいだろう。しかし、右岸の橋台の低さはなんだ。しかもなぜコンクリートなんだ。この上にトレッスルでも組んでたとでも言うのか。それとも、これはなにか別の施設のためのものなのか。

ちょっとパッとわからないのだが、橋の名前を失念していてはどうしようもない。

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書名ではなかった。
財団法人研友社刊の『鉄道技術研究資料』1957年Vol.14、No.12に掲載された論文であった。

国会図書館にあるじゃないか!!!

以前訪ねたときは記事名をタイトルとして検索したことになる。
それでは見つかるまい。
おっと、1957年官公庁(に準ずる)刊だから、1957年掲載分なら著作権は切れているな。


著者の西村俊夫氏は、2009年10月27日に逝去された。89歳であった。
共同通信の配信が残っている。
20091022.jpg再掲となるが、総武本線の神田川橋梁である。

場所はここである。


なんだかバグって表示されているように見えるが、あえて通報はしない。



20091225-1.jpgこの橋脚が、本橋梁の特異な点である。すなわち鋼ラーメン構造。

見よ、このリベットの数を。2本の桁が結合されている。桁それぞれは、外見から推察する限り、鈑桁と同じ作りか。上面と下面にあたる部分に腹材をあて、その結合にL字型のチャンネルを用いて鋲接している。スティッフナーに類するものはなさそうだが、それに相当する位置にリベットの列は見える。


20091225.jpgそして、かわいいよヒンジ。


まもなく、製造から80年になる。私が死ぬころまでには、これらの橋も架け替えられるのだろうか。それともいっそ、ルート変更されたりするのだろうか。見果てて死にたいと思う。
今朝の読売新聞に掲載されてた記事の背後に
200ftくらいの単線曲弦プラットトラスが写っとった。
『北デノミ 怒る市民』というタイトルの、北朝鮮のデノミの記事だ。

その橋は、ここである。


大きな地図で見る

中朝国境の橋。
ちゃんと全通しているのは吊橋の鉄道橋。
「遼寧省 丹東市 吊橋」で画像検索すると出てくる。

●2013年5月16日追記
この橋は吊橋ではなく「吊弦のあるカンチレバートラス」という形式だと思われる。@Einshaltさんのご教示による。
「吊橋」としたのは、現在建設中の「新鴨緑江大橋」の記事を私が誤読したものと推測。

その下(南)に並行して架かっていて、しかも両端とも途切れているのは旧橋であろう。
上空から見ると4連に見える。
読売新聞の記事にも左右いっぱい4連が見えている。
11パネル、グーグルマップから見ると300ftにも見えるが、読売新聞の写真を見るかぎり
そこまで長くはなさそうだ。

中国側(西)には廃線跡が、北朝鮮側(東)には橋脚が見えている。


廃橋だろう、と思いながら先の画像検索結果を見ていたら、
なんとこれは朝鮮戦争時に中国が落とした橋で、
金を払えば先端まで行くことができるという。

しかも、旋回橋だったらしい。
(参考:百年の鉄道旅行
鴨緑江鉄橋。

wikipediaには写真があった。
20091204.jpg
  This image, which was originally posted to Flickr, was uploaded to Commons using Flickr upload bot on 23:31, 18 February 2008 (UTC) by SelfQ (talk). On that date it was licensed under the license below.
Creative Commons license
Creative Commons Attribution
This file is licensed under the Creative Commons Attribution 2.0 License.

いや、もっと調べたら記事があった。
中朝友誼橋』というらしい。
トラスをアーチと書いてあったので、書き換えておいた。



明日は横須賀だ。
そのあと新宿で飲み会だ。
間に6時間空く予定。
いま、嵐は滋賀だろうか愛知だろうか。

橋の形態だけに惹かれる。
これが、いいことなのかそうでないのか。

本当は、解析し、さまざまな角度から検証し、その橋の意味を見いだし、
ついでにドラマを見いだし、・・・なんてのが理想なんだと思うが、
自分としては、別にそれでいいんじゃないの、と思う。


例えば、蒸気機関車。
きっと、目撃すれば誰しも目を向けるし、見続けるだろう。
でも、石炭を燃料にし、煙を煙突から吐くことくらいしか知らない人がほとんどだろう。
それでもいいのだ。

別に、石炭の熱量や蒸気機関の弁装置の理論など知らずとも、誰も非難しないだろう。
同様に、橋の構造解析などせずとも、非難される筋合いはない。


ということで、ピントラスが最上位である。
文句なしにかっこいい。
以上。
20091125-0.jpg


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