三陸の、国道45号の一本山側を南北に走る岩手県道7号。左に見えるダートは旧道だ。ここに「白看」が隠れているのがわかるだろうか。 この位置。「上戸鎖0.3km」。 ここから分岐するダートの0.3km先に「上戸鎖という集落がある…といいたいところだが、おそらく1軒しかない。入り込んですぐ、そこの方がクルマで出てきて「いま犬をつながずに出てきてしまった、たぶん吠えられるが、気にしないでくれ」というようなことを言ってすれ違った。 ここには牧場があり、その牧羊犬として飼われているようだ。そして、実際に、対岸から橋を渡って犬が吠えながら向かってきた! とはいえ噛みつくわけではなく、進路を妨害しながらまとわりつく。バイクをぶつけるわけにはいかないし、とても鬱陶しい。タイミングを見てパスした。 とはいえ、その先、ダートで山越えするつもりもなかったのでちょっと先で引き返して、また犬に吠えられ、つきまとわれた。 「二級国道」のファーストナンバー、国道101号。「二級国道」という区分は、現・道路法制定から12年間しか使われず、1965年には消滅しているが、いまだにいろいろなところでお目にかかる。わかりやすい概念なのかもしれない。 国道101号は、青森市から日本海側、つまり五能線沿い、男鹿半島を回って秋田市に至るルート。道路は同じ路線でも通過地域によってさまざまな表情を見せてくれ、それが、1本のルートとして通しで走る楽しさの一つだが、男鹿半島北部では上記のような光景となる。いかにも海が近い。交通量は、最行楽シーズンだったが僅少。 国道101号を男鹿半島から北に向かうと、無数の風力発電の風車が見える。地図を見ると、並行して、より海側に道が描いてある。夕陽に輝く男鹿半島の山塊と風車。 北上し、ルートが内陸に向かうところからは海岸沿いの道路を行く。松林の中にきれいなダートが伸びる。 海に出てみる。風車設置のためか、アスファルト舗装直前のような、締まった、巾の広いダートが続いている。海側は護岸。テントを何万と張るのことも、何万人が焚き火することもできそうだ。こういう場所が、自宅から1時間くらいのところにほしい。現実は、関東平野を抜け出すのに2時間以上かかる。 |
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