なんとも奇妙な姿をしている。プレートガーダーの「プレート」たる部分が途中でなくなり、縦桁(裏側からしか見えない)だけで桁を構成している。その理由は見ての通り、交差点の角を拡幅するためである。
たしかに、この川沿いの道路にこの幅の狭い桁を取り付けたら、橋から道路に出る際にクルマは大きく対向車線にはみだしてしまう。一般的にはそれはもうしょうがない、という状態として処理されていると思うのだが、この橋は、橋の側でそれを解決した。 銘板はちゃんとある。「私都川」(きさいちがわ)、「市場大橋」。 反対側。プレートガーダーの補剛材が、このクラスの橋梁では過剰と思えるほどがっしりしている。この補強で、向こう側の弱さを負担しているのだろう。 銘板は、左は「昭和五十七年二月竣工」、右は「いちばおおはし」。 製造銘板。
肝心の桁裏。思ったよりも単純で、通常の縦桁に、扇形の床版を支える桁が斜めに取り付けられている。 場所は、鳥取県郡家町、県道282号沿い。こんな橋、ほかにあるだろうか? PR |
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