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20120429_000.JPG第二飛騨川橋梁。中央径間が154フィートの下路プラットトラス、側径間は計8連のプレートガーダーである。石積橋脚も美しい。

20120429_001.JPGこんな感じで、奥(下油井側)からトンネルを抜け、谷を渡り、盛り土を抜けていく、いかにも鉄道路線らしい風景の一部をなすのが、この第二飛騨川橋梁である。

個人的には、斜材が45度のプラットトラスは美しいとは思わない。思わないが…

20120429_003.JPG美しいよねえ。154フィートをもってしても川の中に橋脚が建ってしまう。これはいかにも中途半端…などと思ってしまうが、もし向かって左側ももともと流路だったならば、ここにもトラスをかけてひとまたぎにしてるだろう。ということは、架橋当時は、向かって左側は河川敷だったのではなかろうか。

20120429_004.JPG反対側から。

20120429_002.JPG面白いのは塗装標記。この橋は、JRの旅客営業駅でいえば「白川口~下油井間」である。ところが、この表記を見ると「鷲原~下油井」とある。鷲原は信号場である。なるほどな、と思った。

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20120427_001.JPG前日につづき、これも松代駅にあったもの。用水路が枕木間の幅しかないからか、橋というか暗渠にはせず、ただその下を通している。そして両岸には橋台があり、枕木の下に木材(かな?)が置かれている。

橋梁っぽいのは、レール間の踏み板(網板)があるからかもしれない。

レール間を結ぶ棒がある。これは、レールの間隔を一定に保つためだと思っていたが、いま考えれば、踏み板の支えの役割しかないのかもしれない。

20120427_002.JPGついでにいうと、レールの外側にあるL字型のアングルは、なんの役割があるのだろう。枕木のズレ防止か?

20120427_000.JPG車輪がついているから、鉄道の線路の上を走るなにかである。でも、屋根がついている。

廃止になった長野電鉄屋代線の松代駅にあったもの。この台車は鉄道敷地内にあったので、さすがにのぞきこめなかった。敷地外だったら、屋根を持ち上げてみるくらいするかもしれない。いったい、なんのためのものなのだろう?

20120427_004.JPGべつのもの。合計3台あった。

20120427_003.JPGいや、こちらは車輪ではないから2台と「似ている何か」というべきか。

構内に、ほかの台車は見あたらない。3台あって、3台とも屋根を持っている。これが何なのか、知りたい。屋代線廃止後、この3台の台車はどうなったのだろう。


20120426_000.JPG『DREAM TRAIN』(中井精也著/インプレス)の写真展が、4月29日まで新宿で開催されている。

<詳細>

http://www.yodobashi.com/ec/support/news/1213373439033/index.html

会場で、困った。作品を見て、添えられた文を見ていると、けっこうこみ上げてくるのだ。飯山線の虹の作品など、正視できないくらいだった。

何度見ても、どこで見ても、たぶん私の受け取り方は変わらない。これは、「DREAM TRAIN」の旅を、それができる過程をリアルタイムでネットを通じて応援していたために、周辺の思い出とともに定着したからだ。いつどこで見ても、その作品の背景を思い出すことができる。とくに飯山線は、私の中に一生残るだろう作品。

20120426_006.JPG会場内は撮影自由。トークも拝見しているので、双子のオーストラリア人の作品など、中井さんがした口まねが耳元で聞こえてくるような気がした。もちろん、会場に中井さんはいらっしゃるのだけれど。

20120426_003.JPGこういう形の展示もある。初めて拝見する作品もあれば、トークショーでお話とともに拝見していたものもある。とってもポップで、上の展示方法とはまた受ける印象が全然違い、もしかしたら『ゆる鉄』しか知らない方は、こちらのほうが馴染むのかもしれない。私は『DREAM TRAIN』本冊の見せ方が大好きだけれど。

20120426_001.JPG会場入口には取材ノートがある。これだけは、会場に行かないとどういうものかわかってもらえないと思うが、細かなメモ…たとえば、原稿の下書きとかそういうものではなく、心情をそのまま書き記したような、そんな取材ノートだった。

* * *

写真作品は鑑賞者のものなので、鑑賞方法に決まりなどない。それでもお節介をするならば、事前に『DREAM TRAIN』を読み、「一日一鉄」の11月のくだりをすべて読み、それから写真展を訪れたら、きっと、のめり込み方が変わるはずだ。取材ノートも「他人がとったメモ」みたいな距離感ではなく「絶対に見たいもの」になるはずだ。

東京での会期は金曜と土曜のみだが、ぜひ、訪ねてほしい。

<参考>
Photographer's File  #12:中井精也

 
20120425_000.JPG丸田祥三さんの写真集『眠る鉄道 SLEEPING BEAUTY』が、ついに完成した。「本」というカテゴリでは比類なきものができあがった。つきつめると、印刷物として、こういうものを作ることができるのか…。

丸田さんの作品ひとつひとつについてはいまさら私が書く必要などない。また、どんな作品が掲載されているかは下記の「制作実況中継」で十分想像できると思う。私の感想など、ファンにはなんの役にも立たないが、造本と印刷についてなら多少は参考になると思う。そこで、それらについて書く。

<ぜひご覧ください>
togetter:丸田祥三×祖父江慎×凸版印刷×江上英樹 『眠る鉄道』制作実況中継


本書の企画・担当は、月刊IKKIの江上英樹編集長。広田尚敬さんのデビュー60周年記念企画をとりまとめ、『Fの時代』を作り上げた方だ。(<参考>『Fの時代』と『Cの時代』

* * *

20120425_012.JPGこの本に興味をもったら、あるいはこの本を買うかどうか迷ったら、ぜひ書店で手にとってみていただきたい。とにかく、「造り」が魅力的だ。この「造り」が、本書の作品をさらに高めている。装丁は『廃道 棄てられし道』と同じく祖父江慎さん+福島よし恵さん。

上の写真のように、本書は、ノド(綴じてある側)までめいっぱいに開く。そして、紙が厚くて硬い。ノドまで開くこの製本は「コデックス装」、通称「綴じっぱなし製本」といって、本来は、この背に布を貼り、ハードカバーをつけるものだ。これを並製本にすると、こんな感じに見開ける。

20120425_011.JPGノドまで開けて、硬い紙だとすると、「絵葉書の束」のような印象になる。外周に白地があることによって、絵葉書感はなくなり、額装のような印象になる。このあたり、祖父江さんの狙いなのだろう。

20120425_016.JPG印刷については前述のtogetterに詳細があるが、一部の折は蛍光ピンクを使った5色刷りである。印刷で再現できる色は、比較的限界が低いのだが、丸田さんの作品の彩度を再現するために、凸版印刷のプリンティング・ディレクター、金子氏が決断したものだ。しかも、通常、蛍光色は最後に刷るのだが、逆に先に刷って、その上にCMYKを刷ることで、シャープさと輝きを実現している。

私のダメな目では、5色刷りと教えていただいたページをルーペで覗いてもそれだとわからないので、このページもそうなのかどうかわからないのだが、丸田さんお気に入りの一枚が右の作品。こんな写真ではわからないだろうが、まるで絵画のようなのだ。最近撮影したデジタルカメラによる作品の、手が切れるようなシャープさと被写体の硬さとはうってかわって、画面全体がとても軟らかい。私はどシャープな作品も大好きだけれど、丸田さんのファンはこちらの作風を好む人も相当いるのだろうな、と思う。ほかにも、まるで昭和30年代の雑誌の付録のようなやさしい、少しくすんだ色合いの作品もいくつかある。たとえばこの作品。(自宅の蛍光灯が写り込んでいるのはご容赦!)

20120425_008.JPGわかりやすいように作品の一部だけを写すと…


20120425_009.JPGどうだろう、この絵画感は。

巻末には、江上さんこだわりのページとして、全作品の現役時代の写真が掲載されている。

20120425_020.jpgこの写真とデータを集めるのが、相当難儀したらしい。いや、でも、相当そこで楽しめたはず…と、実はお手伝いしたかった私はそう思っておく。

20120425_021.jpgそして、ここで、広田尚敬さんの作品も掲載されている! 丸田さんは、広田さんをとても尊敬している。こんな形での共演、喜んでおられるのか、今度お会いしたら伺ってみようと思う。

* * *

もう、うっとりする本だ。定価2625円。決して高くないと思う。3冊買って、1冊は「本」として大切にし、2冊はバラして1枚1枚の作品として額装して飾っておきたいくらいだ。25日配本なので、書店店頭には明日ころから順次並ぶはずだ。


本書で、丸田祥三さんの「三部作」は完成した。これから、本書を、丸田さんの作品を、作品世界をさらに楽しむためのイベントも企画中だ。私も絡むかもしれない。乞うご期待。

最後におまけ。これなんだ?

20120425_002.JPG


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