益田市内の、高津川河口部に架かる5連のコンクリートローゼ。写真は左岸から見た下流側(北側)で、対岸側が桁になっているのがわかる。 順光となる上流側は、残念ながら後付けの歩道橋と街灯がある。 親柱、左は「たかつのはし」、右は「高角橋」。 右岸、桁橋部分。カンチレバーとなっているのは、特にそこのスパンが大きいわけではないので、不同沈下対策か。 定着桁の張り出し側には支承がない(?)。ローゼと突合する側にはピン支承。 右岸側の親柱。後述する延長時に移設したのか、それともその時に設置されたのか。左岸と同じ銘板と配置。 さて、ここに「扛上並びに継足工事 昭和二十六年七月竣功」という銘板がはめ込まれている。島根県の資料によれば、1942年に5連のコンクリートローゼとして完成した翌年、この橋が原因で上流に水害が起こり、上流の堤防を決壊させた(おそらく橋脚・橋桁に流木等がひっかかり、堰き止める形となった)。そのために、1.1~1.6mの扛上と、川幅を70mに拡幅する工事を行った。その際に、溢流部にカンチレバー形式で桁橋を延長したものだ。歩道の完成は1968年。 とはいえ、バスが通る際には橋の手前でいったん停止し、対向車に大型車がないか確認してから進んでいる。橋の上での大型車の行き違いは困難なようだ。 普通、コンクリート橋は塗装したりしないものだが(錆びてしまう鉄と異なり、塗膜で保護する必然性が薄い)、コンクリートローゼは塗装されたものがいくつもある。この意識がおもしろい。 PR
福井県の国道305号が、2018年7月の豪雨で土砂災害を被り、4カ月弱、通行止めになっていた。桟橋でそこを迂回し、片側交互通行が開始されたのは10月末からだった。
2019年9月、そこを通りかかった。会場に迂回された大きな仮設桟橋。片側交互通行の信号機は2分40秒だったか。 4個所の直角コーナーがある。直線部分なら行き違いもできそうではあったが…。 写真では曇天に見えるが、まずまずの天気。9月の土曜日の午前中の国道305号は、これだけ素晴らしいロケーションにも関わらず、敦賀から石川県との県境付近まで、ほぼ行き交うクルマもなく、この景色を独り占めできた。 GoogleMapsでは、丁寧に迂回路がルートとして表示される。ストリートビューは途切れている。 |
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