福井県の国道305号が、2018年7月の豪雨で土砂災害を被り、4カ月弱、通行止めになっていた。桟橋でそこを迂回し、片側交互通行が開始されたのは10月末からだった。
![]() 2019年9月、そこを通りかかった。会場に迂回された大きな仮設桟橋。片側交互通行の信号機は2分40秒だったか。 ![]() 4個所の直角コーナーがある。直線部分なら行き違いもできそうではあったが…。 写真では曇天に見えるが、まずまずの天気。9月の土曜日の午前中の国道305号は、これだけ素晴らしいロケーションにも関わらず、敦賀から石川県との県境付近まで、ほぼ行き交うクルマもなく、この景色を独り占めできた。 ![]() GoogleMapsでは、丁寧に迂回路がルートとして表示される。ストリートビューは途切れている。 PR ![]() (国土地理院の空中写真CB811-C7-2をトリミング・加筆) 新潟の日和山浜海水浴場の砂浜には、なぜか、場違いに大きなヤドカリが砂浜で干からびていた。オカヤドカリではない、海性のヤドカリだ。突堤から見ると、砂の海底を這っているヤドカリもいた。しかし、このへんは砂浜で、そんな巻き貝はまったくいない。だから、そんなヤドカリがたくさんいるわけがない。 突堤にはガザミもいた。そんなものがいる海域ではない。突堤には、せいぜい、甲羅の左右が数cm程度の蟹がいる程度だ。巻き貝だった1cmくらいのものだ。 あるとき、その謎が解けた。漁船だ。時々、砂浜の掘立小屋に(たぶん)網ごと揚げ、はずした魚をその場で売っていた。そのとき、ひっかかったヤドカリを捨てるのだ。ヤドカリは運がよければ海に戻る。運が悪いやつは、砂浜で干からびる。 その小屋は、たぶん上の空中写真で、砂浜の矢印部分にあった。漁船は、沖合のテトラ(いまはほぼ撤去され、砂浜が拡大したせいで、砂浜から10mくらいのところの海底にある)の切れ目から矢印のように入ってきて停泊し、網を掘立小屋まで持ってきていたのだろう。 一度、覗いたことがあるが、エイとかカレイなんかが、わりとざっくりと売られていた気がする。市場に出すのではなく、近所の人にうりさばくスタイルだったのだろうか。 「栄小学校」の裏の松林に、漁具を入れておく小屋があった。海風で錆だらけの2ストのジムニーも駐まっていた。いまは小屋はなくなってしまった。なんらかの既得権益ゆえの存在だったのかもしれない。 * * *
海岸線と並行にある、細長い建物は浜茶屋。東京の言葉でいうと「海の家」だ。「三八亭(さんぱちてい)」ほかいくつかが並んでいた。ぼくは自宅から水着で直接海にいく環境だったので、まったく利用したことがない。 いま、その位置には道路が走っている。砂浜は拡大され、突堤ももっと長いものがいくつか建設されている。
自動車運搬船・ARIES LEADERの公開の日を1日間違え、前日に行ってしまったのだけれど、そこで運よく国土交通省の油回収兼清掃船「べいくりん」の見学ができた。
![]() 正面には回れない…。 ![]() 双胴船で、こちらは船尾。前方に操舵室があり、中央・後部に浮遊物回収用のスキッパー(可動式のバケット)などがある。 ![]() これがスキッパー。 ![]() 双胴船であるのがわかる角度。後ろから前を見る。 ![]() 前方からのシチサン写真などは撮れず。 べいくりんにはいろいろな能力があるのだけれど、わかりやすいのはこれ。
こうして浮遊物のうち、軽いものを回収する。 ![]() 木っ端みたいなのが多い。回収物は、このコンテナごと陸上に揚げる。 ![]() いろんなものが浮遊しているものだ…。国交省のサイトでは、家庭用冷蔵庫がプカプカ浮いている写真がある。あと、タイヤ。持つとかなりの重さがあるんだけれど、たとえばバイクで川を渡ろうとすると、中の空気で浮いてしまうほど。 ![]() 東京湾と港は、管理者がそれぞれ清掃船を持っている。国交省は「一般海域」を中心に広大な範囲を回る。横浜港を基地として、1日で、北側または南側に行って帰ってくる…くらいの作業範囲・スピードとのこと。出動地域はあらかじめ決まっているわけではなく、レーダーと、潮流を表示する装置とで毎日判断し、毎日出動場所を決めていく。 ![]() これは台風による漂流物の発生とその回収を示したもの。 ![]() ![]() 東日本大震災の際には長期間に渡る支援に行っている。 ![]() なんだろう、うっすらフィンのようなものが見える。なぜこうして固めてあるんだろう…。 |
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