めったに走らない多摩堤通で出会った、元給油所の建物。道路に対して、建物のコーナーをあてがい、建物の「面」はそれぞれ通りに対して45度になっている。
…と思いきや。 大きな地図で見る 敷地が直角三角形で、その直角に合わせたら、ちょうどコーナーが多摩堤通を向いた…ということのようだ。いや、そこから発想してのこの形に違いない。 3階建ての建物の、ヒサシがいい。 そして、どうだ、このコーナーのRの見事さは。Rに沿ってはめ込まれたサッシはキハ07か、あるいはクモハ52狭窓か。 (撮影:Rsa ライセンス:GFDL/CC3.0) しかし、その美しいコーナーに対して、キャノピーがいささか無粋に感じる。道路側の支柱が下すぼまりの角柱で、建物側の2本が円柱であるという点もいただけない。もしかしたら、最初はキャノピーはなくてサービスルームだけで、かなり時が経ってから、キャノピーを増築したのではないだろうか。 ああ、美しい。まるで採石場の事務所棟(コーナーの一つの窓が開く)、あるいは古い郵便局社内の窓口のようだ。この、Rの向こうでこちらを向いて書類作業をしている人の姿を想像してしまう。 この元給油所が別の建物に見えるのは、防火壁がないためもあろう。建物に向かって右に壁が見えるが、防火壁の高さは1mでもいいはずなので、もしかしたらそうなのかもしれないが。
* * *
1990年代の地図を見ると、ここは日本石油だった。そして、上のGoogleMapsをクリックしてストリートビューを写せば、2009年8月撮影の、閉鎖されて白塗りにされたばかりのこの建物が写っている。現役時代の写真が見たい。 PR |
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