津和野町日原から北西、県道312号を国道488号に向けて走っていたら、突然、ボーストリングトラスが現れた。驚いた。これは津和野側(西)から益田側(東)を見ている。 これは逆、益田側(東)から津和野(西)。 いや、ボーストリングトラスではなく曲弦ワーレンかもしれない。曲弦ワーレンとされる松室大橋(日本橋梁製/1920)と見比べると、そっくりだ。 ==================================== ↑これは松室大橋。 ==================================== 益田側は県道312号と、旧国道488号の合流点。左下、\方向の道路が旧国道。いまは新道ができている。 …と思ってカシミール3Dで地図を見たら…。 2万5000分の1。黄色矢印がこの須川橋の場所。すぐ近くの地名は「須川(すごう)谷」なのでこの橋も須川(すごう)橋かと思いきや、「須川(すがわ)橋」だ(後述)。 地図が古い。行政地名はまだ「日原町」だ。こちらはまだ新道が記載されていない。赤い線はGPSログ、地図ほぼ中央、山の尾根で途切れているのが現在の新道のルートだ。調べると、この部分の数値地図は平成14年刊行のものが最新だ。(こちら) 5万分の1に至っては、国道がない! 数値地図の仕様を見ると平成14年に要部修正となっているのだが、国道488号は1993年の指定なのだ。紙地図におけるその前の修正は平成3年(1991年)、それがそのまま数値地図化されているのだろうか。 閑話休題、須川橋。 益田側(西)。親柱はなく、向かって左に「匹見川」、右に「昭和45年3月竣工」。 右の端柱には銘板。 昭和31年(1956)
島根県改造
施行
高田機工株式会社
…「改造」? どこから持ってきたのだろうか。「改造」であるならば、1920年製の松室大橋と同じ桁をどこかから持ってきたという可能性も十分ある。 津和野側(西)から益田側(東)。 津和野側。向かって左は「すがわばし」、右は「須川橋」。「すごう」じゃないのか。 * ボーストリングでも曲弦ワーレンでもどちらでもいい。知らなかった橋に突然出会えたことが嬉しい。 PR |
カレンダー
最新記事
(11/20)
(11/11)
(11/05)
(10/26)
(10/25)
(10/22)
(10/21)
(10/20)
(10/19)
(10/06)
カテゴリー
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア
|