佐渡の宿根木の「上」に、千石船展示館がある。北前船を復元し、「白山丸」と名づけ、収蔵している。その保管庫が、この木造建築だ。この扉の大きさに驚き、立ち寄った。
扉を内側から撮りたい、と思って入ったのだが、それよりも千石船の大きさと、建物にも圧倒された。船の大きさは、鉄道車両を地面から見上げるようなもので、普通は吃水面より上から、いやさらに上の、岸壁の高さからしか見ないため、相当大きく見える。もちろん千石船が浮かんでるところなど見たことはないが。 建物の内部は木材が曲げられてアーチになっている。一見、構造とは無関係かと思ったが、これだけの大屋根を垂木の突き合わせだけで支えられることもないだろうし、母屋と接しているから、アーチなのだろう。 白山丸はこの大きさだ。中にも入ることができる。イベントの際は引き出され、帆が上がる。下にはレールの役割をする鉄骨があるが、レールではなかったのはちょっと残念。 2 三浦綾子の『海嶺』での描写を思い出しながら、見学した。 PR
西武有楽町線新桜台駅近くにあるこの店。「百貨販売」という昭和40年代くらいまでの言葉、そして「ィ」がないと別の意味になりそうな「デスカウント」という業態。ショーウインドウは一昔前のカメラや時計を扱う店、あるいは質屋といった風情だ。
この手の建物は、ショーウインドウの高さが特徴的だ。採光のために窓を大きくする例としてはガソリンスタンドのサービスルームを思いつくが、この建物はあくまでもショーウインドウに徹している。 面白いのは向かって左半分と右半分で表情が違うのに、非常に整った顔立ちをしていること。バランスがいいのだ。1階部分、左は引き違い戸、右はドア。2階部分、左と右で窓の幅が違う。建物の屋根部分、右は北側斜線で屋根を欠いている。これだけ左右で表情が変わっていても、きちんとまとまっているのはすごい。 勤務先の目の前に、ずっと気になっているペンシルビルがある。「平本親巧」というバッジやカップの会社のショールームのようだ。2012年4月頃はまだ右側のビルが建設中だったのでかなりの空間があり、この平本京橋ビルはもっといきいきとしていた。右側のビルは東洋熱工業の新社屋。 平本親巧の社名はまるで鏝絵のようにぼってりとしていて、しかも右が木なのだが、その上にある「登録商標 いつもにこにこ」の「平」マークはそれとは対照的にくだけすぎている。 このビルの前は、のべ6年歩いており、この2年は対岸の道を毎日歩いているが、そんなふうに目の前にある「ショールーム」ながら一度も入ったことがない。買うわけでもないので入りづらい。そのまま別れてしまうなんて、学校で同じクラスで気になりながらもついに1年間会話をすることもなかった人みたいだ。
登米から北上川を遡り、岩手県に入ると、ある集落でこんな建物があった。役場、あるいは支所、あるいは銀行。学校の校舎の一部、業務用の建屋にも見える。
向かって左手に「くみあいストアー」があるので、農協跡だろう。この「くみあいストアー」の文字の手作り感、こういうのは大好き。 敷地内には給油施設の後もあった。 |
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