東日本大震災の影響で分断されている常磐線の、関東側の最北端にあたり竜田駅。18きっぷシーズンとはいえ、乗降客はまばらだ。2面3線あるホームは、駅舎から遠い3番線のみを使っている。
このように、駅本屋と直結する1番線と、2番線・3番線ホームとの間は、線路を横断する形で通路が設けられている。写真に写っている場所と、撮影時に立っていた場所の2箇所。 跨線橋は必要がないからだろう、簡単な柵がしてあった。跨線橋そのものは、桁タイプである。 * * *
駅の北側の踏切からホームを見る。ここまで列車は入ってこないため、既に線路は草で覆われている。 その反対側、北を見る。写真に見えている架線柱で、架線は終わっている。そのように改変されたのだ。 線路脇の雑草の背丈が高かったので近づいてよく見ることはできなかったが、写真の電柱が架線終端、碍子を挟んでその末尾に錘がぶらさがっている。 上り線の場内信号機は、バツ印が打たれていた。 周辺は帰還困難区域であり、小学校も移転している。とはいえ人の姿はあるし、防犯のため、巡回のクルマが走っている。 PR JR宗谷本線豊富駅の跨線橋。なんとなく、不格好に見える。冒頭の裏側から見たものは水門のように見える。また、階段部ともに窓が大きいからだろうか。…いや、それもそうなのだが、よく見ると、階段部の窓の位置が不揃いだ。 橋脚は壁式のような形。跨線橋部分はコンクリート主桁。5主桁の上に張り出し部分を含めて床版がある。まさに「橋」。 階段内部。外観のとおり、踊り場はあるものの、天井は直線。 橋脚にあった銘板。 豊富駅こ線橋 設計 旭川鉄道管理局 施工 株式会社富田組 構造 桁 PC桁 全長 14M20 階段及び脚 鉄筋コンクリート造 きそ RC桁D=0M26 ℓ=8M0 本数40本 着手 昭和41年6月 しゅん功 昭和41年8月 豊富駅舎。昭和41年築なので、跨線橋とほぼ同時ということだろう。当時の国鉄設計の流行に従い、腰部はタイル貼り、窓および窓上は大きなガラス張り。北海道らしく、煙突が2本抜けている。 内部。無人化から30年近くたっているものの、駅事務室が喫茶店「きっさ ステーション」に改装されて人が常在しているためか、まるで有人駅のようなぬくもりがある。改札口の箱も、おそらく出札・集札を区切っていた人研ぎの仕切りも健在だ。
非常に特徴的な駅舎のカプセル駅 上下浜駅は、跨線橋もちょっと変わっている。写真左手が海側、右手が山側。階段部、海側と山側が線路を挟んでの線対称ではなく、それぞれ同じ向きで同じ外観をしているのだ。
海側。写真は上りホーム。上部の平行四辺形は明かり取り窓。踊り場から下は塞がれている。下りホームの階段も、同じく海側がこうなっている。 山側は、開閉可能な窓がついている。そしてなにより、柱がむき出しになっている。 階段。右の開閉窓が山側、左の窓がないように見えるのが海側。 桁部。こちらはオーソドックスな造り。腰板に鋲が見えているのでる、いささかチープな感じになる。蛍光灯は軸方向とは直角。 銘板その1。上りホーム(山側)の橋脚の海側にある。 上下浜駅こ線橋 設計 信濃川工事局 施工 株式会社加賀田組 設計大要 橋脚鉄筋コンクリート造 H=5M81 栗石厚0M30 着手 昭和47年2月1日 しゅん功 昭和47年3月31日 銘板その2。下りホーム(海側)の橋脚の山側にある。上のは、銘板その1と同じ。下を記す。 上下浜駅こ線橋 設計 信濃川工事局 施工 株式会社加賀田組 設計大要 通路上家1箇所 階段上家2箇所 着手 昭和47年3月1日 しゅん功 昭和47年4月30日 跨線橋の通路部分は、階段上部と、桁上部で分けて考えているのがわかる。また、着手・竣功はそれぞれ階段部より1カ月遅い。 跨線橋裏側。橋脚が4本とも、線路と平行の壁式であることがわかる。
特急の車内からの無理矢理の撮影なので写真がひどいのだが…
伊予大洲駅の跨線橋だ。フレームは古レールで、プラットトラスに組んである。階段部に2パネル(下記の赤い部分)あるが、 /|/|\|/| となっている部材からして、跨線部分の構造としては、右端の1パネルは関係ないのだろうか。 脚は覆われている。おもしろいのは下部がコンクリートブロックに囲われている点だ。その上は羽目板で覆われている。 跨線部分は縦の羽目板と縦三段の桟付きの窓。階段部分の窓は桟つきの平行四辺形のもので、踊り場はない。 列車が動き出した瞬間に階段部分を撮る。窓を見ると、上の二つは原形だが、下の三つはおそらく窓が外され、窓の桟とは別の割り付けで部材を入れた上で浪板を貼ってある。 色はベージュだが、画像検索すると水色のものが出てくる。塗り替えたばかりのようだ。 |
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