兜沼駅のすぐ近くにある建物。見るからに瀟洒な建物は、元は郵便局舎で、いまは兜沼郷土資料室となっている。残念ながら訪ねた日は見学できなかった。 北海道文化資源データベースによれば、1934年に郵便局兼住宅として建てられ、1981年まで局舎として使用、1992年に部分改修とのこと。それにしては正面破風がきれいなので、そのあたりはさらに近年の改修か。 局舎部分の背後に、より大きな建物がある。そちらが住宅棟だろう。向かって左には開拓記念碑。岐阜団体が入ったとのこと。 新しい局舎はすぐ隣にある。急速に人口が減っているこうした地域に郵便局がしっかりあることは、インフラとしてはとても重要なことだろう。 開拓記念碑には、短歌が3首、刻まれている。右の歌の中程に「兜沼」の文字が見える。変体仮名は半分くらいしか読めないのでぜんぜんだめ。 土台の部分には「寄贈者 兜沼部落会 昭和十六年一月之を建てる」とある。 兜沼郷土資料室から駅に向かう道。 兜沼キャンプ場。以前、撮影で訪れたことはあるが、泊まるのは初めて。管理等もきれいでいいのだけれど、沼の近くなので湿気と蚊が…。そうはいいつつ2泊した。 かつて、歌登町営軌道の終点だった志美宇丹(しびうたん)。周囲は民家が点在し、畑と牧草地が広がる。2008年までは小学校もあった。ちきさんのサイトによれば、2004年までは郵便局があった。もし2009年、2010年まで存在していれば、ストリートビューに記録が残ったのに、と思う。 撮影は2023年。廃止から19年が経つが、建物は会社の事務所として使われているようだ(写真は修正している)。 片流れの屋根を持つ、おそらく木骨モルタルの建物。窓は二重、内窓は木枠で外枠は金属。ドアは木枠。ということは、外枠は後付けか。 「志美宇丹郵便局」と読める、旧郵政書体の跡。取り外された文字はどこにいったのだろう。保管されているのかな。 |
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