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何度となく訪れている熱塩駅のキ100形キ287。

 
背面を内側から。

 
 
背面に向かって左のスイッチ二つ。左は「B1+」「B1+」「B2+」「B2ー」、右は「DC+」「AC+」「ACー」とある。電気系統のメインスイッチだろうか。写真右に伸びるコードは下の写真の「操作盤」につながっている。

 
背面に向かって右。上から日本エヤーブレーキ製のホーン、そのすぐ下は電磁弁。エアが電磁弁の開閉でホーンに供給される。空気管はホーンの前からつながっているようだ。その右の開いた箱はプッシュプルスイッチが下に出ている。写真中ほどに8個並んだ箱はヒューズボックス。左下の箱は「操作盤」。

 
背面の床面。なんらかの箱があったのだろう。内部の淡緑色が塗られていない。バッテリーか、暖房装置か。

 
前方を見る。灯油ストーブと煙突が見える。キ100の暖房装置は所属区所によるのか、それとも製造工場や全検の担当工場によるのか、いろいろある。

 
灯油のタンクは後部に設置されている。日本交通機械製で、「52-9」製だ。昭和だろう。

 
左席についている、タチヒ燃焼式ヒーターの操作盤。「使用上の注意」を見ると、「エンジンを始動させて…」等とある。このキ100にはエンジンは搭載していない。ちょっとよくわからない。

 
背面のスイッチ盤。すべてプッシュプルスイッチ。

 
前部のホーンと電磁弁。写真左から伸びてきているのが空気管。電磁弁を介してホーンとつながっている。空気管はホーンの下につながっている。

 
その多くが、電気式でもない機械式の、キ100の操作系統。非常に興味深い。

●関連項目
キ100の前位台車にサスペンションがない話
キ100(キ165)に搭載された「配電盤」の謎
キ100(キ116)に搭載されたエンジン発電機
キ100(キ116)の操作系

spl.tnx:丸田祥三さん

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