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入口があるべき場所に入口がない、のっぺらぼうともいえる建物。2001年に信号場化された奥白滝駅だ。

 
『日本の駅』(1972年、鉄道ジャーナル社刊)より、有人駅時代の奥白滝。無人化は1983年。

同書に掲載されていた駅スタンプ。こういう時代があったのだ。


wikipediaより、2009年の姿。PD。入口は閉鎖され、車寄せの屋根は撤去。入口左の窓は小さなものになり、窓枠はサッシに更新されている、というよりも外側にサッシを重ね、二重窓化している。屋根も更新されている。これと比べると、現在はさらに外壁が覆われている。

外板がどれくらいきれいかというと、このように周囲が写り込むほどに、だ。窓のサッシは内側窓が木桟のまま、これは1972年刊の本の写真と同じだろう。なんとなく、うれしい。

 

 
ホームは線路側が崩されている。これは信号場化された駅ではよくあることだ。かつての改札口は塞がれているが、改札の柵は残っている。新しい電話ボックスはJR専用の「作業用電話」だ。

現在、この駅で列車交換はなされていないようだ。


国道からちょっと入り込んだ駅前は無人。写っているのは私のバイクだ。このような場所だが、旭川紋別自動車道の奥白滝ICがあり、道の駅でもあるPAが併設されている。


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