東京駅の丸の内駅舎が復元されて以来、常に人々がたむろし、写真を撮るようになった。しかし、それに続く南側の鍛冶橋寄高架橋のこれはどうだ。
もともとレンガアーチの高架橋があったところに、皇居側にコンクリートアーチを増設してあるのだけれど、そこにレンガ風の書き割りがほどこされている。 コンクリートアーチは無視され、ただ長方形の四角が書いてある。時には斜めになり、幅が広がり、…。 ピラスター部分はこのようになっている。 もっとも、ここは店ごとに塗り替えてあり、左のようにアーチを行かした塗り分けのところもれば、右の「玄」のように隠してしまっているところもある。しばりはないようだ。そして、真ん中に、また書き割り。ここで気づいた。書き割りは、はとバスのしわざである。 高架橋の端部は、コンクリートの地肌がでている。その奥にはレンガアーチも露出している。はとバスの書き割り、せめて、このアーチのように「正しいレンガの積み方」で描いてくれたらいいのに。 端部の側面に「鍛冶橋寄高架橋」の文字。これは国鉄によく見られる角マルゴシックだ。コンクリートアーチの延長線上、本来はなにもないはずだが、プレハブが建っている。 見え隠れしているレンガアーチの上部をよく見ると、デンティルがこのような意匠となっている。デンティルが垂木から来ているとは藤森照信氏の著書にあったけれど、これは雲肘木をイメージしたのだろうか。 PR |
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