おもしろい形の門扉、その足下になにやらギヤが…と思って、そのギヤがなんのためについているのかを見て驚いた。門扉が開くと、その天端が、中にあるオーバーヘッド型天井クレーンのレールになるのである。 2トン吊のクレーンが設置されたガーダーが、左右に設けられたレールの上を移動する。ただ、倉庫内には道路手前まで資材が積まれており、クルマに組み込むスペースがない。そこで、天端にレールを敷いた門扉を開き、レールを道路上に一時的にはみ出させて、クルマに積み込むのだろう。 さて、そもそも注目したきっかけは、この足下のギヤだ。手回しハンドルを回すと同軸上のドライブスプロケットが回転し、駆動力をチェーンでドリブンスプロケットに伝える。今度はドリブンの同軸上にあるウォームギアが、門扉の回転軸に取り付けられた大歯車を回す。 チェーン駆動の場合、減速比を大きく取って、テコの原理で軽い力で大きな駆動力を生み出すものだが、見る限り、あまり減速比が大きくは見えない。ハンドルが向こう側にあるのは、単に作業スペースの都合とかいたずら防止とかだろうか。 また、クレーンはモーターだろうから、ここにも手回しハンドルではなくモーターを使いそうなものだが、こちらは手回し。機械油にまみれたギヤ類が美しい。
「マニアパレル」の@BAD_ONさんたちと、京葉道路の両国近辺に出たとき、思わず彼は言ったのだ。「道路拡張スカイライン」…。
対岸の道路、奥には10階建て以上のマンションが建ち並ぶが、その手前には3階建てくらいの低いビルがずらりと並ぶ。「これ、都市計画(道路拡張)のために、高層マンションはセットバックして建てられている。しかし、その手前のビルは、都市計画のために建て替えられずに往時の高さで残っている」。そういえば、こういう風景、あるぞ! GoogleEarthよりキャプチャ、加工したもの。マゼンタで囲った部分だ。 そして、墨田区の都市計画図を見ると、確かに京葉道路の北側に、道路を拡張する計画が掲載されている。マゼンタに塗った部分が、それだ。 ほかにも、こういうところは散見される。たとえば… 上の2点は、本郷三丁目交差点の北向きと東向き。いずれもGoogleEarthよりキャプチャ、加工したもの。 「道路拡張スカイラン」。すばらしい名付けだ。 |
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