あまり類似の形状を見ない気がする。小規模の橋はおもしろい。
長崎に取材に行ってきた。
長崎県に足を踏み入れたことは2回あるが、今回、初めて長崎市街を見た。そして、すごくいい街だと思った。ゆっくり歩きたいと思った。 一度目はバイクのツーリングで確か1996年のGW、二度目は2003年にオフロードバイクのレース『長崎サファリ240』の取材でだ。後者は長崎空港から鹿町のあたりを往復しただけだが、前者はざっくり長崎を走った。ただし、印象はよくなかった。 で、なぜ印象が悪いかというと、バイクツーリングに適したキャンプ場が見つけられなかったからだ。しょうがないので長崎駅前で「駅ネ」しようと思ったら、とても居心地がわるかった(でも寝た)。そして駅前で、行きかう人や警官にちゃんぽんのおいしい店を聞いても誰も教えてくれなかった。もちろん道路も混んでいた。そんなことが重なっての印象だ。 そして上の写真のような道。歩いてみたい道がたくさんある。実際には路面電車のせいで「あるべき場所」に横断歩道がなくて「コの字形」に歩かねばならなかったりして非常に歩きづらいところもあるが、そんなことを気にしなくていいくらいの時間配分で歩けばいいのだ。この街は、くまなく歩いてみたいと思った。 = 先の地図を見ると、福岡の北側から唐津、伊万里、田平と出て平戸を一周し、九州本土に戻って佐世保、西彼、長崎で1泊、そこから東へ、千々石、口之津へと走って天草に渡っていた。なにも覚えていない。たぶん写真もない。 そういうことを地図をみて思い出すと、いまは写真を撮ってアップするから、以前よりきちんと「見る」「覚える」のだろうな、と感じる。そこに足を記すことが第一の目的だった当事から、幾分かは人間らしくなってきたようだ。 津和野町日原から北西、県道312号を国道488号に向けて走っていたら、突然、ボーストリングトラスが現れた。驚いた。これは津和野側(西)から益田側(東)を見ている。 これは逆、益田側(東)から津和野(西)。 いや、ボーストリングトラスではなく曲弦ワーレンかもしれない。曲弦ワーレンとされる松室大橋(日本橋梁製/1920)と見比べると、そっくりだ。 ==================================== ==================================== 益田側は県道312号と、旧国道488号の合流点。左下、\方向の道路が旧国道。いまは新道ができている。 …と思ってカシミール3Dで地図を見たら…。 地図が古い。行政地名はまだ「日原町」だ。こちらはまだ新道が記載されていない。赤い線はGPSログ、地図ほぼ中央、山の尾根で途切れているのが現在の新道のルートだ。調べると、この部分の数値地図は平成14年刊行のものが最新だ。(こちら) 閑話休題、須川橋。 昭和31年(1956)
島根県改造
施行
高田機工株式会社
…「改造」? どこから持ってきたのだろうか。「改造」であるならば、1920年製の松室大橋と同じ桁をどこかから持ってきたという可能性も十分ある。 * ボーストリングでも曲弦ワーレンでもどちらでもいい。知らなかった橋に突然出会えたことが嬉しい。 歴史的鋼橋集覧はこちら。 津和野に野広橋というポイントがある。岩見交通のバス「津和野町内線」が、津和野市街からここまでは来る、その終点だ。そのまま益田に抜けるバスもあるが、ここがひとつの境になっている。バス転回場もある。ここは、合併前の津和野町と日原町の境だ。 その野広橋のバス停前に、新しい国道9号が開通していた。左が、まだ舗装も匂い立つ新道。右が旧道である。道路標識等もそのままのようだ。 この地図の赤は私の走行ルート。つまり、画像中央、道路からずれて走っているかのおうだ。旧道は川に沿っていた。新道は一度は川を渡るが、再度渡って戻ってくるのもよくおわかりだろうと思う。 |
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