上越線は、新前橋付近から利根川の右岸(西側)を遡行する。そして、上越国境を越えるまでに8回、利根川を渡る。湯檜曽以北で渡るのは、支流の湯檜曽川だ。その八つの橋梁のうち、七つまでが歴史的鋼橋集覧に掲載さsれている。なぜ「第五」がそうでないのかは不明。 この第一利根川橋梁は鉄道写真の撮影地としても有名で、多くの画像がweb上に出回っている。 手前側が上り線、その奥が下り線。現・上り線が最初に建設され、複線化時に下り線が建設された。 まず上り線。第1~4連と第8連は支間19.2m(63フィート)のプレートガーダー、中央の3径間が47m(154フィート)の上路プラットトラスとなっている。上路プラットトラスは、桁下高さが十分な場合に採用されるのだが、ここでは上路プラットトラスの下端が堤防の上端とほぼ同じ高さとなっている。どちらが先かはわからないが、堤防の形状を見ると、どうもトラス桁の下端に合わせているように見える。 プラットトラス部分。今後紹介していく第○利根川橋梁の上り線に154フィート上路トラスがある場合、すべてこの形状である。 こちらは鈑桁。 鈑桁とトラス桁の接続部分がおもしろい。 写真右のように、トラス桁の高さに合わせるように、鳥居型(なんと言えばいいのだろう)の鋼製橋脚が、鈑桁の下部まで延びている。 この橋脚は、橋脚との間と、桁との間双方に支承を持っている。どちらもピン支承で、おそらくスライドするのは他端だろうと思うが、そこまで見えない。 右写真、鈑桁のこちら側に、通路を保持するフ型の支柱がある。 (角度は違うけれど) 古レール! よく見るとUNIONと見える。ドイツ製の古レールがこんなところに。 別角度と、架線柱の入り込み具合。 以上、上り線。以下、下り線。 こちらの複線化開業は1964年(昭和39年)3月18日。その間に、154フィート程度なら鈑桁で可能となっており、同じ支間でトラス橋から鈑桁への転換が図られている。鈑桁のほうが、桁も、橋脚も安価になるのだろう。 銘板。 日本国有鉄道 1962(36-79) KS-18 DG819-1 DG 21.3T 335○ ○(852)19 2(.?)1T 72○ ○○鉄○株式会社 下り線(左)と上り線(右) 画像右上、短い鈑桁と長い鈑桁が組み合わされている部分の橋脚も興味深い。 PR |
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