『明治時代に製作された鉄道トラス橋の歴史と現状(第2報) 英国系トラスその2』(西野保行・小西純一・渕上龍男)によれば、この桁は松本電鉄の前身のひとつ、河東鉄道として開通した1923年(大正12年)から架けられたいたものだ。現地の説明看板では、製作年代を1885年~1890年と推定しているが、私のメモには日本鉄道の烏川橋梁(現・高崎線、6連)または荒川橋梁(現・東北本線、4連)または田川橋梁(現・東北本線、1連)からの転用ではないか、と書いてある。ソースがなければそんなことは書かないと思うのだが、ソースがわからなくなってしまった。1990年(平成2年)に現在の桁と交代している。 「横桁考」と見出しに書きながら、何一つ考察はない。この、曲線形の横桁がどのメーカーのものか、それを調べるのが頓挫しているからだ。 前述論文によれば約150連が存在した、単線の英国系100フィートポニーワーレントラス。いまも現役である桁もあるのに、これを保存してくれた意義は大きい。説明看板には「永久保存」と書いてある。世の中の同系トラスのすべてが現役でなくなったとしても、このトラスだけは残っていたらいいな、と思っている。 PR |
カレンダー
最新記事
(02/15)
(01/01)
(12/31)
(11/20)
(11/11)
(11/05)
(10/26)
(10/25)
(10/22)
(10/21)
カテゴリー
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア
|