給油所跡を利用したLAWSONにしか見えないが、きちんと三菱商事石油のサインが掲げられている。洗車機もある。
この写真ではキャノピーの厚みが強調されてしまうが、とてもきれいでスッとしたデザインだ。Mobil石油が三菱商事石油のような紺色の帯を巻いてしまったいま、いつもは紺色で野暮ったい商事石油が逆にスッキリしてくれた。
中頓別のコスモ石油の向かいに、おそらくそのコスモがかつて営業していただろう「北砿石炭販売株式会社」と掲げられた燃料店がある。2階窓上には「灯油・プロパン・オガタン・石炭」、窓の左には縦で「丸善石油」、右には横書きで「三井石油ストーブ」「ヤマサ(屋号の書き方)ストーブ」「ガス器具各種」「TEL51」などなど。
正面こそモルタルで飾っているが、側面を見ると倉庫然としている。シャッターの上に躍る「石炭」の2文字。 こちらから見ると、樹木のおかげでそれほど倉庫っぽくは見えない。 * さて、向かいにあるコスモ石油は、いまの国道275号からはちょっと引っ込んだ位置にある。サインポールはかろうじて国道から見えるが、国道に面していないのはなぜか。 現在の位置を電子国土+Kashmir3Dで見ると… コスモを赤、この建物を黄緑で記した。ネット地図ではちょっとわかりづらいが、この地図でははっきりと、待ちの南から東を迂回する形の道が見える。これが旧道だろうかと思って1974~1978の空中写真を見てみると… 予想外に、鉄道だった。いや、ここに鉄道が走っていたのはもちろん知っているのだが、こういうルートを取っているとは考えなかった。 これから考えるに、燃料店は街中を向いているもので、コスモ(おそらく当時は丸善石油)も国道を見据えつつも客層としては街中を向いていたのではないだろうか。
日高道を走って通過してしまうことも多い、鵡川の街。この夏は久しぶりに、苫小牧から勇払を経て国道を走った。鵡川を渡る直前、ある倉庫の前に、この壁だけが残されていた。
小豆色は丸善石油かと思ったが、その下の水色のラインがわからない。丸善の場合、小豆色ももっと太く、その下には鮮やかな青の細いラインが入る。 まったく無関係の壁かもしれない。 【2014.8.19追記】 『ガソリンスタンド・ノート』のsgmさんに「三井石油の古いパターンではないか」とのご教示をいただきました。三井石油はなかなか見ないので、候補から抜けていました。いまでこそ緑色で昔のJOMOをイメージさせるようないでたちですが、以前は赤/青/白でした。それでも「青でなくて水色?」という疑問はありますが、やはりsgmさんによると「こういう水色のも見かけたことがあ」ったとのこと。 検索していて、三井石油のある店舗のブログがヒットした。 大久保石油店のブログ 大久保石油店の日々 塗装変更の模様も掲載されている。 三井石油看板交換 三井石油も東燃ゼネラルグループ(esso/Mobil/ゼネラル)となったので、今後はMITSUIブランドもMobilに塗り替えられていくようだ。三井は立ち寄ることが少なかったが、ちょっと意識してみようか。 |
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