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雪国の道路上に、ゴムの板が散乱していることがある。「散乱」と書いたが、そう見えるだけで、これらには役割がある。


これらは、巻機山の登山口・清水集落のものだ。「清水峠」の「清水」である。

 
雪国の道路には、たいてい中央に消雪パイプが埋め込んである。水をそこから噴出し、道路上の雪を溶かすのだ。これとセットで道路両側には融雪溝があり、融雪水は水量は道路の傾斜に沿って、そこに流れ込んでゆく。

しかし、特に道路の軸方向に傾斜がある場合、さらには曲線も加わる場合、水の流れは思わぬ方向に行ってしまう。そこで、融雪水が家屋等に支障しないようにコントロールする必要がある。その道具として、ゴム板が置いてある。

未舗装の林道では、道路を斜めに横切るようにゴム板が縦に埋めてある。それも同じく、山側からの水や路面を流れ落ちる水を制御するためのものだ。

 
写真は、最初見たときは粗大ゴミかと思ったのだが、よく見ると、人為的にこの位置に置かれている。これがないと、右手から来た水は赤い箱の手前の融雪溝に入ってしまい、もったいない。これがあると、さらにその先の道路上まで流れることができる。

 
融雪溝に流れ込んだ水を勝手に再利用するシステム。なんとなく堰き止めて、そこにポンプを設置している。ここから自宅前などに引き込むのだろう。

 
まだ雪のシーズンの前だったが、集落内は流水音でにぎやかだった。斜面にある集落なので、どの家にも水が引いてあり、あるいは水が溜めてあった。



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