超広角好きだが、たまには望遠で撮りたいことがある。70-200/2.8はでかいので、ツーリングには持って行っていきたくない。そこで、コンパクトなDOレンズの価格がこなれてきたので買った。2004年の発売時には17万円超だったが、いまは3万円をかなり切っている。それは、メーカーでは修理不能となっているためだ。 DOレンズを使うと、軽量コンパクトになる。もちろんさまざまなデメリットもあるが、軽量コンパクトを指向したレンズがそれなりに出ると当時は思っていたが、結局、このレンズと400/4(初代と二代目)しかなく、現在は400/4の二代目が在庫僅少、となっている。ミラーレスのレンズの軽量コンパクトを考えると、今後、DOレンズを使ったレンズがラインナップされることはないだろう。 緑色のリングがDOレンズの証。このレンズの鏡胴がグラグラするようになった。振るとカラカラ音がする。おそらく鏡胴を留めているビスが外れている。そこで、どうせ修理不能なのだからと、自分で分解してみることにした。使うのは、精密ドライバー(+)1本とピンセットだ。 まず、マウントをはずす。4本と3本のビスを外す。次にズームリングを適当に回して外すと、基板が出てくる。フラットケーブルコネクタを、優しく引っ張って外す。 基板をこのように裏返し、見えているビスを外す。写真右の銀色のパーツがズームのストッパー。これもビス2本とともに外す。この状態では外せないビスが1本ある。 ISスイッチとフォーカス切り替えスイッチがついている筒を外すのだが、このままでは外れない。ズームを自重落下させて300mmの位置にすると、黒い円形のパーツが外れるので、そうすると、外せなかったビスにアクセスできる。それもはずす。 ISスイッチは、ビスを1本はずして、押しながらスライドすれば外れるのだが、外す必要はない。私は裏の配線を切ってしまった…! ISスイッチの筒をはずすと、こんな姿になる。右端に見えている、円錐の輪がリングUSM。この状態で、ピントリングを回すと、外れるポイントがあるので外す。 焦点距離が書いてあるつや消し部分は、紙だ。 すると、カラカラいっていたものがでてきた。ビスだ。 ここが外れていた。鏡胴は3本の溝をガイドが滑りながら伸縮するが、そのうちの1本が外れたのだ。これを締め直すことで、折り返し点へ。 外した筒。こういうタンブラーがあったよね。ここからは、分解の逆の手順で組み立てていく。コネクタがとても入りづらい。 組み立て後、ボディにつないだが、ピントリングが連動しない。回してもピントリングが動かない。うわー、やり直しか…。 * 日を改めて、分解していき、ピントリングを回るようにセットしたが、組み立てていると、ズームリングが回らなくなった。原因がわからないまま、何度か分解と組み立てとをしていたら、見えてきた。ここだ。 この金属接点がスリットに入っていないと、リアのレンズ群が動かない。 ところが、組み立て時に、ズームリング内側の接点を破損してしまった。今回の分解・組み立てで破損したのは、ISスイッチとズームリング内の接点。そのせいか、AFがきかなくなってしまった…。 * 「やはり70-200/2.8を持って行くべきか」 「いや、やはり、バイクでは軽量コンパクトだろう」 「70-200/4も安価になってきてるぞ」 「EOS Rシリーズにすれば、70-200/4が、+2cm程度だ」 「ボディ+レンズ2本で90万とか無理」 「同じのを買えば2.8万くらいだな。でもまた壊れるな。鏡胴伸縮式はイヤだ」(冒頭に戻る) 結局、32k円くらいで同じものを買いましたとさ。見たところ状態はかなりよい。フードに傷がないくらいに。古いほうからMCフィルターを外そうとしたけれど、外れないので、買わないと…。 PR |
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