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新潟県の信越本線笠島駅の西にある、線路下の狭い通路。名称は「笠島函きょ」。

 
これは海側からみたもの。

 
銘板は錆が進行している。陽刻は保たれているが、時間の問題か。

笠島函きょ
設計 日本国有鉄道信濃川工事事務局
施工 清水建設株式会社
設計荷重 KS-18
着手 昭和39年9月10日
しゅん功 昭和40年9月30日

 
梁を見ると、小さなレールが埋め込まれている。時期的に、信越本線複線化工事でこの函渠が作られたのだと思うが、その時に作業に使われていたトロッコかなにかだろうか。

米山までの複線化は昭和43年9月11日。青海川までは1年早く昭和42年6月19日。この函渠の竣功からいささか空くが、そういうものだろうとも思う。

 
こちらは山側から。複線化開通時期とはあわないながら、この函渠は複線の路盤造成と同時だということがわかるだろう。梁に飛び出しているのはレールではなくボルトの軸(ネジ山側)。

 
銘板は海側と同じと思われるが、錆による劣化がひどい。

 
1965-9の銘板。


spl.tx 丸田祥三さん

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小河内ダム建設に伴う「奥多摩5橋」の一つ、鴨沢橋。ソリッドリブアーチの中路橋だ。溶接で組み立てられたアーチリブが非常に印象的。ゴツくもなく軽くもなく、塗装を終えた直後のピカピカなグレーの塗装とあいまって、「無表情」とでも形容しようか。

 
アーチリブの補剛材の下部には、水抜き穴がある。

 
左右のアーチを結ぶ横構に施された肉抜きも、リブが立っているために、のっぺりとして見える。

 
銘板と塗装標記。

1957年4月
東京都水道局建造
建示(1955)二等橋
製作 高田機工株式会社
材質 SS41

 
正面ぎみに。橋は歩道橋部分を含めて幅が広いので、道路上部を狭く覆う印象となる。


 
西側の左の親柱には「昭和32年4月竣功」、右は「かもざわはし」。


橋そのものについては『東京奥多摩町・青梅街道の昭和前期における橋梁の進展に関する研究』(紅林章央・前田研 一・伊東孝/PDF)に詳しい。


 
一度しか通っていなくても、強く印象に残る道がある。2回目に通るとき、「あ、ここ!」と思う。北海道の国道38号、狩勝峠から延々2車線で下ってきた道路の空が広くなると、芽室の手前で4車線となり、壮大なスケールの下り坂が現れる。ここに来ると「十勝平野に入った」と感じる。
 
 
(カシミール3D+スーパー地形+地理院地図)

地形を見ると、扇状地に切り残されたローム台地の上を狩勝峠方面から走ってきた国道38号が、堀割で高度を下げて十勝平野に下っているのがわかる。「スーパー地形」で標高を読み取ると、台地上は標高112m、平野部は72m。実に40mも下っている。

対して鉄道は、御影から、芽室川に沿って徐々に高度を下げている。道路はまったくこのルートをとった形跡がなく、最初から、定規で引いたようにいまのルートを通っているように見える。これはまったくのあてずっぽうだが、帯広へのルートとしての狩勝峠は鉄道とともに開拓されたもので、元々は十勝川の舟運だった(初期の20万分の1地勢図の地図名は「帯広」でなく、河口の「大津」である)。狩勝峠からの道路は後から敷かれたため、当初からこのように直線的で大規模なものとなったのではないか。

 
(20万分の1地勢図「夕張嶽」昭和2年製版)

昭和初期でも、狩勝峠を越える道路はない。





 
富良野市から南富良野町へと向かう国道38号沿いにある西達布郵便局。看板を掲げたくなるような、ひどいオデコ。


 
手前から奥に向かう片流れの屋根。局名は、残念ながら旧郵政書体ではない。







新潟東港は、コンテナ取扱量で全国で10位台前半に位置する港湾で、仙台や広島とほぼ同規模。大阪その10倍、京浜(東京+横浜)はその35倍くらいだ。

過日、ぶらぶらと新潟東港のコンテナヤードを訪ねてきた。散発的に置かれていてあまり撮りやすいとはいえない感じだ。

 
まずは韓国のCK LINE(天敬海運)のオレンジ。

 
 

唐突に、文字通り異彩を放つ、ONE。
 
ピンクがまばゆい。

 
 
韓国のKMTCと三菱系リース会社のBeaconのロゴが同居しているものがある。KMTCが借りているのかな? CAIもTEXもリース会社。

 
色でまとめているのかな…と思ってしまう、神原汽船とPanCon。

 
 
これは空コン用のサイドリフターかな? トヨタL&Fのサイトや画像検索してもわからず。側面の「230」は定格荷重。

●同日追記:
ラス&ロードさんから「3FD230ではないか」とのご指摘。現在の公式サイトには「5FD230」という機種があり、その旧製品だとは思っていましたが、なるほど。










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