第六只見川橋梁。テレビのニュースですぐ上流の本名ダムからのものすごい放流が映り、時間の問題のようにも見えていた橋。やはりというか、落ちた。そのときの映像や画像はネットにずいぶん上がってたと思うが、ちょっといま見あたらない。ニュースサイトものきなみ削除されている。
場所はここ。
本名ダムの堤体の上が国道252号で、そこは問題なく通れる。その手前、ダム下流左岸側からはこう見える。

川の中央に、落ちたトラス桁。右に橋台。左の樹木の向こうには、残っているプレートガーダー。画像の左が左岸、会津川口方面で、右が只見方面。画像下の草が生えている部分は、旧道かもしれない。
線路の高さに行ってみる。

トラス桁が落ちていて、その向こうに隧道の坑口が開いている。

本名ダムとはこの近さ。豪雨の日は、放流する水のしぶきがこの線路の高さまで上がっていた気がする。

上記地図には記されていないのだが、国道252号左岸側から本名ダムに行く道がある。そこから見た光景が上記のもの。
左に大きく破壊された護岸。その少し上(高台)に民家が数軒。かなりギリギリのところで助かっている…と思いきや、ごっそりとえぐられた部分で家屋が(確か)4件、流されている。その場所では、私が行ったときには重機3台でさまざまな作業を行っていた。

流失したトラス桁はこのようになっている。
寄ってみる。


左が「上」。一部に枕木が残っているのが見える。右が「下」になる。
トラス桁は、他の只見線のトラスと同じ77.5m。過去に落橋したトラス桁を引き上げて再使用したケースはいくつかあるのだが、ここはどうなるのだろうか。
その向こうには、プレートガーダーが落ちている。

径間16mの第6連か19.2mの第8連である。流失したのは第6連から第9連で、第5連までは残っている(後述)。
ダムに少し近づくと、第1連~第5連が見えてきた。こんな位置関係だ。

もう少し近づく。

鈑桁の先端(左端)から川に向かって、こんな角度でレールが川に落ちている。桁の下に「/」という角度で落ちているのは通信ケーブル。

レールが落ちていくさま。「飴のように曲がる」という表現が使われるが、そういう表現があてはまる。

見上げて、飴の出所。橋脚には銘板がある。
第六只見川橋りょう
設計 新橋工事局
施工 K.K.間組
設計荷重 KS-15
基礎工
基礎根入 天端から22.0M
着手 昭和31年9月16日
しゅん工 昭和31年10月9日
橋脚は3週間ほどでできたということか。ずいぶん仕事が早いなと思う。

第5連を見上げる。左が会津川口方向、右が流失した桁方向。
このプレートガーダーの上でも、レールが引きはがされている。一部の枕木は場所が変わっている。

対岸に見える、橋脚と隧道。隧道内から、支えてくれるものがなくなったレールが垂れ下がっている。また、橋台付近、護岸のコンクリートの、とくに右側が破壊されているのがわかる。川は右から左に流れている。
本名駅。


上が只見側、下が会津川口側。
たまたま、初老の男性が通りかかった。話しかけようとしたら、先方から「電車はこないよ」と声をかけてくれた。
「電車(何度も「電車」と言った)が来ないと困る。ここらは年寄りばっかりで、クルマの運転ももうしない人もいる。そういう人たちにとって、只見線がないと病院へ行けない。会津若松まで一日がかりになるけれど。クルマがある人はクルマを使うけれど、そうじゃない人には電車しかない。早く復旧してほしい」
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