京成本線の関屋駅のすぐ西(上野方)にかかる下路プレートガーダーである。橋台はコンクリート、橋脚は鉄。上の写真は南側から。道路は墨堤通り。
場所はここ。 かなりの角度で道路を渡っているのがわかる。45度くらいか。その道路も、京成線をくぐった先で左(西)にククッと曲がっている。もうちょっとうまくできなかったのかしら。 北側から見るとこう。歩道橋は道路をほぼ直角に横切っているので、上空から見ると、歩道橋の桁部分と写真左の階段部分が等しい長さで形成線が底辺となる二等辺三角形に見える。どちら側も、桁保護のためのガードが邪魔で、プレートガーダそのものは見にくい。 さて。 いきなりだが、下に潜る(駅側)。カバープレートに相当する部分は、木材だ。 通常、カバープレートがある場合は騒音防止を意図してバラストが敷かれているのだが、ここはそれがない。なぜ木材で覆ってあるのか、その理由がわからない。 桁は3主桁の複線桁。縦桁はレール直下付近に2本。先に言うと、銘板は見つからないので活荷重は不明だが、有名な荒川放水路橋梁等、歴史的鋼橋集覧に掲載された三つの京成本線の橋梁がすべてKS12であることからして、ここもKS12だろう。若干華奢な桁、というのもうなづける。 鉄製橋脚については後述するが、2本の脚を結ぶ水平材の下、ガードレール的な位置にあるコンクリートの柵の形がおもしろい。 橋脚を正面から。橋脚と接する部分は、桁の短辺に平行する形で三つの主桁それぞれを橋脚が支持している。 向こう側へ。 桁の支持部分。都心、たとえば新永間高架橋に見る(鋳鉄製)橋脚のような装飾がないため、とても無骨に見える。 橋台部分。延びてるアームは落橋防止の部材か。 これくらいの角度である。プレートガーダや鉄製橋脚がそれなりに古さを感じるのにくらべ、コンクリート製の橋台は、妙に現代っぽい。 通り抜けて振り返る。 さて、この橋梁の名称は、「都市計画第6号線架道橋」という。しかし、wikipediaで見ると、「都市計画第6号線」は九段から練馬に向かう靖国通り・青梅街道のことだと書いてある。そして、現在くぐっている墨堤通りは「東京都道461号吾妻橋伊興町線」である。では「6号線」は何? wikipediaにあった。 戦前の都市計画では、足立区千住宮元町交差点から墨田区鐘ヶ淵陸橋交差点までは幹線環状道路第六号其の二(其の一は現在の東京都市計画道路幹線街路環状6号線(山手通り))の一部であった。 いまでも山手通りを「環六」と呼ぶことがあるが、その「6号線」であった。先に見たのは放射6号線であった。 PR |
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