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津山機関区の扇形庫に隣接する「懐かしの鉄道展示室」には、タブレット閉塞機がある。あるだけではない。これは、実際に触れるし、動くのだ。上部のメーターの前にレバー式のスイッチ(プランジャーという)が2本並んでいるが、これを倒してベルを鳴らすことができるなんて! こんな展示は全国でここだけだ。閉塞のマニアはここに行くしかない。

この施設はOBの方々が説明してくださるが、「やってみたい」といえばさわらせてもらえる。詳しい手順は覚えていないが、プランジャーを操作して隣駅のベルを3回鳴らし、確認のベルが3回鳴り、電話をし、ベルを2回鳴らし、確認のベルが2回鳴り、プランジャーを押すと下の引き出しが半分開き、隣駅も押すとタブレットを取り出せる…といった手順だったと思う。

中身も見せてもらえる。

上の引き出しと、下の引き出しのつながり。電気回路。上の引き出しに収納すると、かなりの重量感のある音がしてタブレットが「落ちる」。その落ちたタブレットは、この斜めの管の中にあるようだ。




きちんと三脚を据えて撮ればよかった。また行きたい。


(関連項目)
津山のターンテーブル

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