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ALP 306mt Bollard Pull Strikerを撮影したのは2016年4月2日。それと同じものがいまだ岸壁で艤装中だと思い、今回は望遠レンズを持って行っていたのでより寄った写真を撮った。
 
船首には「ALP SWEEPER」と書いてある。あれ? 先のブログでは「STRIKER」って書いてたはず、間違ったかな? と思い、先のブログに掲載した写真を見ると…

左側の門型クレーンのところ、すなわちドック内に、下半分くらいの、別の船体が見える! これはまったく気づいていなかった。ということは、この写真右に移っているのがSTRIKER、左のがSWEEPERだ。見比べると、4月に撮ったSTRIKERのほうが、7月に撮ったSWEEPERのほうより船橋(ブリッジ)が完成形に近かった。

残念ながら、あまりいい位置で撮れないが、真正面からは撮れる場所があった。なんという魅力的なフォルム。テスト航海は見たいなあ。






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車掌車はあこがれだった。ヨ5000やヨ8000もいいが、ワフに憧れた。合造車、狭そうな執務スペース、そんなところで一晩過ごしてみたい。子供のころ、そんなふうに思っていた。
 
本書は、90年代から鉄道車両保存に奔走している笹田昌宏氏による車掌車趣味の集大成というべき本だ。「型式解説」ある。「保存車探訪」ある。「駅舎となった車掌車」複数回探訪記録としてある。「資料」もちろんある。しかし、これらは鉄道月刊誌に掲載されても違和感がない内容…オーソドックスともいえる内容だろう。ヨ9000のレポートは、笹田氏が『鉄道ピクトリアル』に発表した記事をベースにしている。本書の素晴らしいところは、こういう基本を抑えた上で、趣味者の視線が存分に入っていることだ。

目次から抜き出す。

・台湾 車掌車&有蓋車 ぐるっと一周探訪の旅
・全米一周 形状とカラーで見せるカブース・ウォッチング
・アレゲニーの森で過ごした車掌車での一夜
・京都鉄道博物館収蔵への道のり ヨ5008の長い旅路
・オーナーは語る!「乗り鉄?撮り鉄?」いえ、「持ち鉄」です!ヨ8000形購入記
・舞台裏を明かす!車掌車ミュージアムの完成まで 甦ったヨ14188
・オーナーは語る!車掌車を喫茶店に

twitterでも、多くの方が買っていて、ある方は「車掌車は範疇ではないが、買わざるを得ない」ということを書いていた。それだけ、惹きつける内容だ。

車両保存活動に長く携わっている笹田氏ならではのものが、個人所有者や博物館保存の話だろう。車両の保存は、方法も、費用も、1両1両すべて異なる。「あれがこうだったから、これもこう」とはいかない。だからこそ読んでいて「その場合」のできごとが興味深い。具体的にかかった費用も書かれている。

また、氏の探訪の熱たるやすさまじく、アメリカのカブース探訪どころかギヤードロコの保存鉄道で宿泊施設となっているカブースにまで泊まってしまう。笹田氏とは『廃駅ミュージアム』をいっしょに作り、お話をうかがうだに、本業に、車両保存活動に、廃駅探訪に、とにかくお忙しいという印象だったが、こんな車掌車趣味まで隠して(!?)いたとは! 机上で満足してしまいがちな私は、そのほとばしるエネルギーの飛沫を煎じて飲まねばなるまい。

笹田氏が院長を務める「皮ふ科クリニックみなくち」には、氏が長年所有し、一時は放置状態にしてしまい、やがて修復中に文化財的価値に気づくことになるヨ14188が「車掌車ミュージアム」として保存されている。行かねばなるまい。
http://hifu-cl.com/

* * *

僭越ながら、私の写真が一点、掲載されている。笹田氏は、結局その車両をご自身で探訪しており、私の写真など使わなくてもよかったはずだが、奥付にクレジットまで載せていただいて光栄の限り。そして、その車両が「隠れ棒デッキ」(妻面には腰板があるが、ヨ3500の初期車は鉄の棒が格子状に組まれていた。一部の車掌は、その格子に腰板が張ってあった)だとわかり、探訪した甲斐があったとおっしゃっていた。

「クレープ屋さん」となっているが、私が探訪したとき…『廃駅ミュージアム』のための丸田祥三さんの撮影に同行させていただいた…は、カレー屋さんだった。そのときの様子はこちら。
ヨ5000のカレー店




1999年頃、どこかのキャンプ場で、ヨに泊まったことがある。どこだか忘れてしまったが、あれは幸せだった。今度は、意識してそういうところに行ってみようと思う。



佐田岬半島の付け根近くにある伊方ダムは「こんなところに?」と思う揚水水路を水源としている。地形図だけをおっかけていると、水管がかなり標高の低い場所にあったりするので、地図ではなかなか推測できないあたりにおもしろさがある。

佐田岬半島は、幅が狭いところでは1kmくらいしかないわりには標高が400m近い場所もあり、かなりダイナミック。そこから降りてくる道路はどれも急勾配、急カーブだ。

 
伊方ダムが見据える先にはすぐ海がある。ゲートのない堤体から、しずかに放流されていた。


大渡ダムの少し下流、国道33号を走っていると、立派な坑門が見えた。

 
長さと不釣り合いに感じるほど立派な坑門。これは北側。コンクリート製ということと、コンクリートによるピラスターが異様なほどのボリュームがあることが、強い違和感を持たせる。

 
反対側(南側)坑門。

 
ピラスターの根元には、石仏が安置されている。花は、すぐ近くにある集落の人の手によるものか。


この不思議な構造物については、マフラー巻きさんのサイトで理由が明かされていた。リンク先をどうぞ。

しかし、それにしても。ピラスターは、坑門が倒れないように抑える役目をするのだから、このように翼壁に抑えられるのであれば、翼壁がその役割をすればよく、ピラスターは必要なさそうに見える。ということは、かつてはこの翼壁がなく、ピラスターは全部露出していたのかもしれない。竣功時の写真があるといいのだが。



 
大渡ダム。


愛媛県の肱川の河口にある跳ね上げ式可動橋。開口部のスパンは18.92m。WEB上には多くの写真やレポートがあるので、ここでは筋肉質だと感じた部分の写真のみを上げる。上の写真右から左へと進む。

 
カウンターウエイト。桁は54トンだが、このカウンターウエイトは82トンある。そのため、動力はわずか15馬力のモーター。

 
真下から振り返って。

 
右(海側)を向いて。

 

 
それぞれ寄って。

 
通り抜けて振り返って。

 

 
たぶんあまり注目されない通常のポニーワーレントラス部分。





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