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大渡ダムの少し下流、国道33号を走っていると、立派な坑門が見えた。

 
長さと不釣り合いに感じるほど立派な坑門。これは北側。コンクリート製ということと、コンクリートによるピラスターが異様なほどのボリュームがあることが、強い違和感を持たせる。

 
反対側(南側)坑門。

 
ピラスターの根元には、石仏が安置されている。花は、すぐ近くにある集落の人の手によるものか。


この不思議な構造物については、マフラー巻きさんのサイトで理由が明かされていた。リンク先をどうぞ。

しかし、それにしても。ピラスターは、坑門が倒れないように抑える役目をするのだから、このように翼壁に抑えられるのであれば、翼壁がその役割をすればよく、ピラスターは必要なさそうに見える。ということは、かつてはこの翼壁がなく、ピラスターは全部露出していたのかもしれない。竣功時の写真があるといいのだが。



 
大渡ダム。
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愛媛県の肱川の河口にある跳ね上げ式可動橋。開口部のスパンは18.92m。WEB上には多くの写真やレポートがあるので、ここでは筋肉質だと感じた部分の写真のみを上げる。上の写真右から左へと進む。

 
カウンターウエイト。桁は54トンだが、このカウンターウエイトは82トンある。そのため、動力はわずか15馬力のモーター。

 
真下から振り返って。

 
右(海側)を向いて。

 

 
それぞれ寄って。

 
通り抜けて振り返って。

 

 
たぶんあまり注目されない通常のポニーワーレントラス部分。




 
大桐川が仁淀川に合流する直前、国道33号が大桐川を渡るのが越知橋。これは旧橋で、すぐ隣に並行して新橋がある。その旧橋の右岸3スパンがボーストリングトラスだ。左岸川はPC桁橋。


かなり高さの低いトラス。ポニートラスということもあり、ボーストリングトラスに分類していいのか、わからない。

 
右岸側。重量制限が1.5t。親柱は立派なものがついている。左は「昭和四年三月架設」、右は「越知橋」。

 
銘板がいくつか残っている。

昭和四年三月
株式会社
野村組工作所架設


 
左岸側。親柱左は「昭和四年三月架設」、右は「をちはし」。





高知市郊外に、掩体がまとまって残っている場所がある。「前浜掩体群」という。きれいに保存されているものもあれば、田圃の中に邪魔そうに残っているものもある。そのうちの一つ、「7号掩体」の中を、道路が通っている。

 
表側はこのように鉄骨で支えられている。


裏側は、とくに補強はない。この掩体は、土饅頭を作り、表面をセメント袋やむしろで覆ってその上にコンクリートを打ち、のちに土饅頭を取り除くという方法で作られたもので、内側にはセメント袋の跡が残っている。

 
 
 
現地に詳しい案内板がある。駐車場はない(公民館に停めよ、という古いサイトがヒットするが、現在、公民館は駐車場ともになくなった)。




平家の落人伝説が語られる、東九州の、かなり山深い村。県境を跨ぐ長大な林道と、周辺の無数の枝道で知られるこの村に、共同石油のサインポールがひっそり残っている。「おっ!」と思う人も多いようで、検索すると、それなりにヒットする。いま、このサインは全国にいくつ残っているのだろうか。


計量器もなく、塗装も剥げかけているが、建物はしっかりしている。窓ガラスもきれいだ。なんとオイルジョッキまである。間違いなく、なにかしら使われている。

写真をクリックして拡大し、防火壁の袖を見て欲しい。うっすらと、「((」という形に、青と赤の輪の一部が見えるはずだ。その痕跡はときどき見かけるが、末期共同石油のこの稲妻のような防火壁の下に透けているのは初めて見た。



共同石油のGマークは本当に美しいデザインだと思う。1980年代前半、Nゲージで関水金属(当時はKATOといわずセキスイと言いならわしていた)がDE10を発売したとき、広告には共同石油のマークをつけたタキ43000を牽かせた写真が載っていた。その刷り込みがある。いま、スマホの裏面に共同石油のステッカーを貼っている。



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