(Kashmir3D+5mメッシュ標高データ+数値地図25000にて描いた十日町駅の西)
北越急行の直江津方面行きが、高架の十日町駅を出るとすぐに下り急勾配で地面に突っ込み、トンネルを抜けると橋で信濃川を渡る…というのは過去にも書いたが、その現地に行ってきた。 ・北越急行の地形的妙味(1)十日町 ・越急行(下り)十日町駅進入と発車/くびき発車 上の地図、右上にうっすら十日町駅が見える。高架橋のかなり高い位置にあるが、こうした地形データは橋はプロットしないので、地面と同じに描いてある。そしてまた、地面に潜る(十日町トンネルという)部分の堀割も描いていない。しかし、信濃川に飛び出すところの築堤は描いてある。 それはともかく、地面に潜った北越急行の列車は、赤い矢印をしたところで顔を出す。河岸段丘のひとつの「段」の断面で顔を出し、その高さで信濃川を渡るのだ。十日町駅付近は標高約147m(だから北越急行の駅はたぶん160mくらい)、対して信濃川の河川敷は125mくらい。実に35mほども高度差があるので、こうして高度を下げないと、信濃川橋梁の橋脚高さが40mを超えてしまう。 これが十日町トンネルの直江津方坑口。きちんと坑門はあるが、その手前をスノーシェッド(おそらく、兼緩衝工)が覆っている。その上に道路橋がある。画面右奥は十日町駅側。列車は、右奥から左下に向かってくる。 振り返ると、右下がさっきのスノーシェッドの出口、左上が直江津方になる。冒頭に「信濃川に飛び出すところの築堤は描いてある」と書いたが、その築堤が見える。 スノーシェッドをまたいで。別角度から。ここに保守用車両の横取り線と変電所があった。 十日町変電所。さらに一段上の、築堤果つるところに立っている雰囲気がある。 PR
北越急行の高架橋 というエントリを書いたことがある。
北越急行の直江津方の蜘ヶ池高架橋(第一から第三?まであるようだ)は、まるでスラブ軌道のみ、といった印象の、とてもシンプルな形をしている。かつて、車内からその動画を撮ったことがある。 この50秒付近の高架橋を、下から見学してきた。 線路幅くらいのPC桁の上にスラブ軌道が載り、架線柱や歩み板の支えはそこから飛び出す形になっている。 左が高架橋。橋脚と接する部分にはハンチがついている。右の「載っている」ものは、道路をまたぐPC桁だ。歩み板の支えを見ていると、ここまで頑丈な張り出しが必要なのかなあ、と思わないでもないが、必要ないものを大げさに作るわけがないのでこれでいいのだろう。もしかしたら積雪対策かもしれない。 上写真右の橋脚にかすかに見えているのは空頭標。 空頭標 架道橋名 Ct(G)-3 空頭 4m 施工道路面標 道路面状1m00 協定番号 東支経契 第259号の2 協定年月 昭和63年7月 協定者 上越農地事務所 高架橋部分を下から。冒頭の動画で見ると、スラブの間の隙間(金網)は面積としては小さいように感じるが、こうして下から見るとむしろ「これだけ肉抜きしているのか!」と大きく感じる。この隙間は重量減とともに積雪対策にもなっていると思われる。 高架橋は3スパン4脚を1組として作られている。その接合部はこのように壁式橋脚が並んでいる。 そこを下から。 * * *
北越急行は、乗って楽しく、施設を見ても面白い。 ●関連項目 ・北越急行の地形的妙味(1)十日町 ・北越急行の地形的妙味(2)犀潟 ・北越急行(下り)十日町駅進入と発車/くびき発車
夕方、国道17号で三国峠を越え、新潟県の湯沢に入った。西へ一つ山を越えて信濃川の谷へ。さらにいくつかの南北に横たわる峰を越えて、以前は大島村といった集落に入る。時刻はすでに18時を回っている。日は長い。
峠越えの道は好きなようにかっ飛ばせるが、集落の中は意識してスピードを落とす。安全のため、見落とさないため。融雪水で赤く錆びた路面をゆっくり走っていると、防火壁があった。残念ながら計量機はないので、とうに閉鎖してしまった給油所だった。しかし、配電盤は比較的新しい。 画像左の小屋を見よ。ここは名だたる豪雪地である。そんな場所にもかかわらず、キャノピーのない給油所。雪のシーズンはどうしていたのだろうか。
佐渡の宿根木の「上」に、千石船展示館がある。北前船を復元し、「白山丸」と名づけ、収蔵している。その保管庫が、この木造建築だ。この扉の大きさに驚き、立ち寄った。
扉を内側から撮りたい、と思って入ったのだが、それよりも千石船の大きさと、建物にも圧倒された。船の大きさは、鉄道車両を地面から見上げるようなもので、普通は吃水面より上から、いやさらに上の、岸壁の高さからしか見ないため、相当大きく見える。もちろん千石船が浮かんでるところなど見たことはないが。 建物の内部は木材が曲げられてアーチになっている。一見、構造とは無関係かと思ったが、これだけの大屋根を垂木の突き合わせだけで支えられることもないだろうし、母屋と接しているから、アーチなのだろう。 白山丸はこの大きさだ。中にも入ることができる。イベントの際は引き出され、帆が上がる。下にはレールの役割をする鉄骨があるが、レールではなかったのはちょっと残念。 2 三浦綾子の『海嶺』での描写を思い出しながら、見学した。 |
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