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これまた列車内からの写真で全貌が見えないが、Googleのストリートビューでは逆側が鮮明に見えるのでご参照いただきたい。

なんとも倉庫然とした建物だが、リブがあり(いや、そこが柱と梁だ)、高い位置だけに窓があるので、見ようによっては学校の体育館にも見える。特筆すべきは日通カラーに塗られていることで、搬入口は2ヶ所、その庇の上には「マル通」のロゴが描かれている。よく見ると、妻面にもロゴがある。

また、駅側の扉が開放されているということは現役の建物である。先のストリートビューを見ても、それは見て取れる。日通の観音寺支店は駅から離れたところにあり、この建物がどういう使われ方をしているのかは知るよしもないが、現役なのは嬉しいことだ。


「リブがあり(いや、そこが柱と梁だ)」と書いたが、逆に柱が引っ込んだら倉庫としては使いづらいわけで、倉庫に機能美というものがあればこの構造もそれであろう。


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愛知県犬山市の日本モンキーセンターに行ってきた。園内に、猿のための吊橋がある。渡るのは、ジェフロイクモザルである。

構造としてはきちんと吊橋になっているが、渡るのが猿という軽量な動物1匹であることから、簡素な造りになっている。主塔はラケット型で、高さ方向の中間あたりには鼠返しのようなものがついている。床版は見ての通り補剛構造ではなく、単にワイヤーを並行に2本張った間に板を渡しただけだ。

メインケーブルから釣り下げられた床版…といいたいところだが、そのハンガーは弛んでいる。

確か4連だったと思うが、それぞれのスパンは角度を持って隣と並んでおり、その部分はメインケーブルに負担がかかっていることだろう。

メインケーブルの端部は急角度で端部の主塔頂点から地面に降りている。


銘板等はなかったようだが、こうして人知れず作られている吊橋は、全国にどれくらいあるのだろうか。


特急の車内からの無理矢理の撮影なので写真がひどいのだが…

伊予大洲駅の跨線橋だ。フレームは古レールで、プラットトラスに組んである。階段部に2パネル(下記の赤い部分)あるが、

/|/|\|/|

となっている部材からして、跨線部分の構造としては、右端の1パネルは関係ないのだろうか。

脚は覆われている。おもしろいのは下部がコンクリートブロックに囲われている点だ。その上は羽目板で覆われている。

跨線部分は縦の羽目板と縦三段の桟付きの窓。階段部分の窓は桟つきの平行四辺形のもので、踊り場はない。

列車が動き出した瞬間に階段部分を撮る。窓を見ると、上の二つは原形だが、下の三つはおそらく窓が外され、窓の桟とは別の割り付けで部材を入れた上で浪板を貼ってある。

色はベージュだが、画像検索すると水色のものが出てくる。塗り替えたばかりのようだ。





伊予宮野下駅の簡素な跨線橋。列車の停止位置の都合で、このようにしか撮れなくて残念。

階段幅は人がすれ違える程度。階段の傾斜は緩やかで踊り場があり、手すりは箱形の部材を使っているので、まるで道路の渡る歩道橋のようだ。

これだけ見通しがよければ、列車到着時に「待って~!」という遅刻客がいてもよくわかることだろう。それがいいかどうかといえば、許される地域ならいいと思う。


JR四国の駅ホームに、こうした上屋が散見される。これはなんだろう? これは伊予宮野下駅のもの。

アルミ製(?)のもので、屋根の下には灯具がある。電話ボックスでもなさそうだ。

国鉄の建物財産標がついており、「鉄 B停 諸舎1号 S.60年3月23日」とある。こういう上屋でも「諸舎」つまり建物として分類されるのだな。


用途を知っている方はぜひご教示ください。


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