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江川崎駅は、かつて「宇和島線」と呼ばれた盲腸線時代には終着駅だった駅である。この駅のホームに、古レールを柱としたホーム上屋がある。


柱は、シンプルにレール2本をY字型に配置し、その上辺にも枕木方向にレールを渡している。つまり各辺ともにほぼレール2本をレールのベース側を合わせ面として配置している。

せっかくホーム上屋があるというのに、列車はそこを外して止まる。雨の日はどうなるのだろうか。



屋根はV字型。
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高知側から窪川駅に入る直前、跨線橋をくぐる。その跨線橋、改めて見ると、現地に不釣り合いなほどの重量感を持つ充腹コンクリートアーチだ。 鉄道側の路盤は掘り下げてはいるのだが、両側の台地の高さがそれほどないために、橋の部分がもっとも高くなってしまっている。

このような形で、少し鋭角に橋とつながっている。大きなクルマは気をつけないと切り返しが必要になるかもしれない。

道路だけを見ると、欄干が下路式のコンクリートガーダーにも見え、アーチ橋には見えない。しかし、このアスファルトの下にはぎっしりと部材が詰まっている。その塊と重量を感じながら、渡る。

現代なら、下路のプレートガーダーでおしまい、といったところだろうか。こんなところには充腹アーチをかけるほど、かつてはこの道も重要だったのだろう。






須崎駅の跨線橋とホーム上屋
須崎駅の貨物ホーム上屋の続き。

貨物ホーム上屋の前に鎮座していた倉庫。側面両開きで、扉の高さは4mくらはあろうか。

単なる倉庫として撮影していたのだが、帰宅後、扉をよく見るとマルの中に書いてあるのは日通の「マル通」マークではないか。

コントラストを上げるとはっきりする。手書きで合わせたのか「通」の文字を円に沿わせて膨張させている。

現地で気づかなかったため、正面からロゴを撮らなかったことが悔やまれる。



須崎駅の跨線橋とホーム上屋の続き。

須崎駅には貨物ホームが残っている。上屋と詰め所もある。おそらく当時は2本あった線路のうち、1本は剥がされているが、旅客ホーム側は残っている。

駅前側から。詰め所には表札がないので、なんの建物かはわからないが、現役のようだ。木造の建屋、外板を一部張り替えている。また、窓と扉はアルミ製(?)だ。

貨物ホーム上屋は吹き抜けで、その下は駐車場となっている。屋根はW型。柱はH型鋼で、結合部は溶接。筋交いは鉄の丸棒で、写真では見づらいが、両端にターンバックルを噛ませてある。




高知県の須崎駅前にあった「にしきハイヤー」。一見、どうということもない建物だが、交差点に面した一角だけに、Rがつけられている。アルミ(?)の防風板のようなもので囲われているので、一見、あとからここだけ温室のように改造されたようにも見えるが、その屋根部分を見れば当初からこの形だったと推測される。ここがRであるか否かで、ずいぶんと街角の印象は変わるはずだ。

小駅の近くにあるタクシー車庫は、非常に味わい深いものが多い。しかし、たいていはタクシーが待機していて誰かしらの目がこちらを向いているので、勝手にカメラを向けるのはためらわれる。さりとて乗りもしないのに声を掛けるのもためらわれる。難しい。




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