根笠橋を見に行こうとしたら、それがある集落への入口にこのポニーワーレンがあった。錦川鉄道の根笠駅から600mくらいのところだ。橋梁名はわからない。 ガードレールが黄色いのは山口県の証。「5k」とあるのは…時速5km制限、だろうか? 左には、町道の標識がある。「町道長走線 最少幅員2.5M 美川町」。合併によりいまは岩国市になった。 H型鋼を使用しており、上弦材の裏面は楕円で肉抜きしてある。リベット結合ではあるが、橋はそれほど古いものでもなさそうだ。 横桁は太い。また、垂直材の下端はアーチ状に切り欠いてある。 反対側。好もしいたたずまい。 根笠川はこのすぐ先で錦川に合流する。錦川の対岸(左岸)には、いま国道187号が通っているが、かつては右岸のこの橋が、そのルートだったのだろうか。 錦川鉄道沿線は、風景もほんとうにいいのだが、降りて、線路に沿って歩くとさらにいい気持ちになれるだろう。鉄道旅行ではなくなってしまうが。
スキュートラスの自家用橋の近くにあった橋。
近くに、こんな橋もあった。 先のスキュートラスト同じ…かと思いきや、全然違う。先のはL字型のアングルを背面同士突き合わせて溶接し、上弦をつくっていたが、これはL字型のアングル1本のみである。また、格点も、先のはガセットを内側からあてているが、こちらは外側からである。 何より違うのは、床版が鉄製であること。横桁の上にC型チャンネルを渡し、その上に鉄板を張っている。また、「倒れ込み防止」の部材はない。 対岸に渡ると、その先には小径しかなさそうなので、この橋の存在意義がちょっとわからないのだが、ここで立ち止まると気づくことがある。「スキューしてたっけ?」 端柱をよく見ると、上写真左側の端柱は、角度がキツイ。右はゆるい。それだけだ。小径が左に曲がるから、こうしたのだろうか? 道路側。スキューしてないでしょ?
津和野町の県道を走っていたら、道路脇の川にかわいいトラス橋がかかっていた。垂直材が入るポニーワーレントラスに見えるが、垂直に見えるのは「倒れ込み防止材」(正式名不明)である。
スキューしている。この規模、この長さで。床版は木製。 スキューしているのは踏み板でわかろう。わざわざ、板を平行四辺形に切っているのだ。 桁裏を見ると、左右のワーレントラスを結ぶ横桁は鉄製。縦桁は木製だ。縦桁から雨水が垂れてくるのか、横桁には疣状の錆びが多数浮き出ている。 スキューしているが、格点の対角線を鉄の棒が結んでおり、中央でリング型のバックルで結んでいる。格点とは溶接。写真左下に/方向に垂れ下がっているのは、格点との溶接部分が錆びて落ちてしまったもの。 ポニーワーレントラスの外側には、ご丁寧にもトラスが外側に倒れないように支えがある。 車が渡れる規模ではないのに、ここまで本格的なポニーワーレントラス。よほど心得がある人が作ったに違いない。
熊野川の支流、宮谷川に掛かる宮川橋。画面左の白い建物は、元大塔村役場、現五條市役所大塔支所。
北側。直進すると八郎橋がある。画面左(東側)に市役所支所がある。 残念ながら左の親柱は見えない。 右側は「みやがわばし」。その前にはカーブミラー、古い「↑注意」とともに。 対岸、南側。下流川に歩道橋。 左側の親柱は「宮川橋」。 右側は「宮谷川」。 部材はリベットでの接合だが、下弦の端部は補強されている。リベットだと、後年のボルトによる補強がわかりやすい。 |
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