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カプセル駅 上下浜駅
上下浜駅の跨線橋の続き。

 
上下浜駅の上りホームには待合室がある。写真では出入り口が開いているが、きちんと戸がある。

内部はこのように長手方向にベンチがあるのみ。窓側にもあれば、より多くの人が座れるのに…?

建物財産標など。いちばん上は陽刻(プレス?)になっているもので、読めない。

中段
施工 大島組
面積 15.1M^2
竣功 昭和37年10月12日

下段
建物財産標
鉄 待合所 05-1 昭和37年10月 日
施工者
構造 CB
基礎
支持力・地耐力
屋根防水
許容積雪量 100CM
面積 15.1M^2



下りホーム脇にある配線室。「直江津信号通信区 上下浜配線室」とある。
こちらには建物財産標などはないようだ。


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非常に特徴的な駅舎のカプセル駅 上下浜駅は、跨線橋もちょっと変わっている。写真左手が海側、右手が山側。階段部、海側と山側が線路を挟んでの線対称ではなく、それぞれ同じ向きで同じ外観をしているのだ。

海側。写真は上りホーム。上部の平行四辺形は明かり取り窓。踊り場から下は塞がれている。下りホームの階段も、同じく海側がこうなっている。

山側は、開閉可能な窓がついている。そしてなにより、柱がむき出しになっている。

階段。右の開閉窓が山側、左の窓がないように見えるのが海側。

桁部。こちらはオーソドックスな造り。腰板に鋲が見えているのでる、いささかチープな感じになる。蛍光灯は軸方向とは直角。

銘板その1。上りホーム(山側)の橋脚の海側にある。

上下浜駅こ線橋
設計 信濃川工事局
施工 株式会社加賀田組
設計大要 橋脚鉄筋コンクリート造 H=5M81 栗石厚0M30
着手 昭和47年2月1日
しゅん功 昭和47年3月31日

銘板その2。下りホーム(海側)の橋脚の山側にある。上のは、銘板その1と同じ。下を記す。

上下浜駅こ線橋
設計 信濃川工事局
施工 株式会社加賀田組
設計大要 通路上家1箇所 階段上家2箇所
着手 昭和47年3月1日
しゅん功 昭和47年4月30日

跨線橋の通路部分は、階段上部と、桁上部で分けて考えているのがわかる。また、着手・竣功はそれぞれ階段部より1カ月遅い。

跨線橋裏側。橋脚が4本とも、線路と平行の壁式であることがわかる。





新潟県内にあるカプセル駅舎として、
カプセル駅 古津駅
カプセル駅 妙法寺駅
は知っていたが、この上下浜は知らなかった。偶然、1982年頃の本を読んでいたら見つけたので訪問した。古津駅とも妙法寺駅ともまた形が違う。規格があるようで、ないのだろうか?

  外壁が緑色に塗られているので、古津や妙法寺と印象がまったく違う。なんとも言い難い印象。

ホーム側。上部が半円形をしたドアが二つあり、左は半透明でトイレ、右は事務室の出入り口。向かって左側の妻部(というのだろうか)に屋根に登るハシゴがあるが、下記の許容積雪量140cmに対応しているように見える。

建物財産標
鉄 本屋03-1
昭和54年11月24日

施工者(株)大島組
構造 RC造 1F
基礎 布
屋根防水 シート防水 t=1.0M/M
許容積雪量 140CM
面積 45.0M^2

建物財産標を見ると、古津、妙法寺とも施工者も異なれば許容積雪量も異なる。簡単に「カプセル駅舎」などと括ることはできない。素人考えでは、いちいち設計していては、廉価にできないのではないかとも思うのだが…。

ホーム側から。

トイレ。ドアが半透明のアクリル(だろうか、確認をしていない)であることがわかる。内部は小便器と個室。

 
個室の土台が折れ線を描いている。入った右手奥にはさらに段になっていて、清掃用具が収められている。



内部。奥の窓は、窓口を設ける場合のための窓だろうか。窓の向こうに一部屋ある。






 
JR信越本線の犀潟駅前の空き地に、コンクリートの塊があった。使用後のPC枕木が積んであることはよくあるが、これは踏切の敷石だ。

微妙に藪に埋もれつつある。再使用されることはあるのだろうか?

断面がこんなふうになっているなんて知らなかった。孔は、ポストテンションでもかけるためだろうか。上のブロックと下のブロックで孔の径が異なるのも気になる。

ほうほう、コンクリートの台座に締結装置が埋め込まれているのか。



犀潟駅の貨物ホーム跡。夏草が伸び放題の側線の脇を、EF510が牽く貨物列車がけっこうなスピードで通過していく。

犀潟駅舎。かつての出入り口の前に、さらに飛び出す形で雪切り室(?)がついている。しかし、その左にはJAのATMがあり、とても窮屈そうだ。


【2014年8月10日追記】
@oomatipalkさんから下記のご指摘をいただいた。


このような構造が公開されていることに驚いた。内部構造もよくわかる。@oomatipalkさん、ありがとうございました。





twitterで秋山辰夫さんに教えていただいた、新潟市東区の日石CALTEXの残る壁。中木戸のあたりの街中にある。近くには新潟県道3号(旧国道7号)や県道4号(赤道)が通っており、それらは古くからの幹線道であるのでなぜわざわざちょっと入ったここに給油所を設けたのだろうか。

1975年の航空写真を見ても、いまと同じようにキャノピーもサービスルームもないようだ。どこが、なんのために設けたのだろう?

新潟駅近くに隠れていた三菱石油といい、街中にも残っているものだなあ。






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