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東北地方太平洋沖地震およびそれ以来頻発する地震で被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

当方、幸いにも破損等の被害は皆無でした。
取り急ぎご報告まで。
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先日、千駄木の料理屋「せとうち」に行く機会を得た。『週刊東洋経済』の鉄道特集の企画者、@tetsuaniさんと、会社の同僚@kaerudoさんと新年会をしましょうといいながら早3月。3人とも「せとうち」に行きたい!と行っていたので、うまく3人の都合がついた日に予約がとれた。

20110301-02.JPG店内は国鉄時代を中心とした鉄道グッズが壁を埋めている。でも、圧迫されるほどのコレクション展示スペースということはまったくなくて、とてもきれいに並んでいる。きちんと手入れがされているのがよくわかる。

このお店は鉄道好きのなかではけっこう有名だと思う。『鉄道ピクトリアル』の新年号の特別企画の対談でこのお店が使われたり、『鉄道ファン』に掲載されたり。聞けば、亡くなったご主人が1964年(昭和39年)にはじめたもので、当時は2階建て。十数年前にビルになったため、その2階に入っている。

店を切り盛りするのは女性おふたり。料理はコースのみで、飲み物は別途注文。ぼくは酒が(おいしいと思うのに)飲めないので、料理中心のお店はとてもうれしい。そういうお店なので予約客のみに対応しており、この日の客はなんとぼくたち3人のみ。なんだか申し訳ないような気持ちだけれど、贅沢な楽しみ方をさせていただいた。

テーブルはグランドピアノのふた、椅子はグリーン車の座席と京浜東北線(ということは103系か)のロングシート部分。ぼくはうっかり(?)グリーン座席に座ったので、その座り心地のいいこと! 心から寛げる環境の中で、ぼくよりひと世代上のお二方と、旅や鉄道、雑誌や出版社の裏話などをしながら、時に店を切り盛りする奥さまたちも会話にまざりながら、楽しく3時間あまりを過ごした。


20110301-01.JPGあいにくの雨だったのと、そもそもカメラを忘れたので写真を撮っていない。これは携帯で撮ったもの。

20110301-04.JPG外には越後線の時刻表。たぶん吉田駅。まだ駅名が「大河津」であり、急行ひめかわがある。列車番号はすべて「○○○D」。非電化時代だ。注目したいのは、上りにある「新潟始発、5:42」という124D。たしかこれは新潟4時50分発で、何度か乗ったことがある。

20110301-03.JPG急須。芸大の学生さんが作ってくれたという。昔から、お客さんとの交流を大切にしていたのだというのがよくわかる。そうしたエピソードもたくさん聞かせていただいた。ぼくが訪ねたときも、「いそべさん」と話しかけてくれる。また行かなきゃ!
20110211-01.JPG
2月11日(金)にCP+で見たGOLLAのカメラバッグ。品名は「sizeS SALMIAC GREEN。あまりにすてきなので、ビックカメラに立ち寄って買ってしまった。目的は、PEN一式の携帯用。

微妙に小さいような気がしたんだけれど、使い方はこちらが工夫すればいいしね。


20110211-02.JPG詰めるだけ詰めてみた。
・E-P1
・17mm
・14-42mm
・(フォーサーズ)40-150mm+リアコン

これだとボディにレンズを装着したまま入れられないし、フタも閉まらない。ボディ+レンズ1本は肩から提げることが前提だな。

20110211-03.JPG40-150mmを除いてみた。するとちょうどいい。だいたい17mmをつけっぱなしにしているので、14-42と、ボディ+17mmがちょうど入る。よし、これで行こう。

このバッグ、2980円。どうやっても垢抜けないカメラバッグメーカー製のものよりもかっこいいし、かっこいいんだけれどそれなりに高価なartisan&artistなどよりずいぶんリーズナブル。

クランプラーはその形状から体積がでかくなるのと、バックルがつかいづらそうなのでパス。そういえば、僕が多数持っているLOWE Proは、なぜか以前よりもかっこわるいものばかりになっていた。モノがいいだけに、ちょっと惜しい。



なお、このバッグと同色のストラップは未入荷とのことで、後日買おうと思う。
 
パシフィコ横浜で開催されていたCP+へ。カメラ用品の新製品を見に行ったのではなく、中井精也さんのトークを聞きにいった。「『鉄道写真家の撮影風景』の エンディング『Dream Train』は必見」と書かれていたのだから。スライドショー「ほのかたび」も素晴らしいので、同様の作品を拝見したいと思い、遠く横浜まで足を運んだ。

中井さんのトークを見るために、この前の回終盤から並んでいたのだが、なんと客は半分も入れ替わらない。数十しかない椅子はほとんど入れ替わらない。開始前から、会場整理の人が「かなりの混雑が予想されるからもう一歩前へ」という呼びかけをするほどで、ざっと数えてみたら、800人以上、もしかしたら1000人は見てたんじゃないかと思う。

20110210-05.JPG会場はニコンブース。よって、ニコンのD3SやD7000それぞれの特長を活かした解説でもある。銀塩時代、とまではいかなくても、数年前のデジタルカメラの頭ではとっくに置き去りにされている、その機能のすごさといったら。

20110210-06.JPGこの作品は、BS-TBSの『にっぽん鉄道写真の旅』で、この作品が生まれた瞬間が放送されている。ほんとうに素晴らしい作品で、中井さんもかなりお気に入りのご様子。

この後、中井さんの新たなテーマ『Dream Train』のスライドショー。「人」と、その人の「夢」を融合させたもの。これまた撮影風景がテレビで紹介されていたので親しみを持って拝見。もちろん、初見も作品も散りばめられている。

パン屋さんになりたい。→女子高生
立派なイクメンになる。→鉄道現業の方
正機関士。→蒸気機関車の機関助士
湊線を黒字にするぞ→とある男性(実はひたちなか海浜鉄道の吉田社長)。
たぬき村を守る→わた渓でお掃除をしていた男性
お嫁さん(できれば今年中に!)→富山ライトレールの女性
抹茶たいやきでみんなを健康にしちゃる→売店のおばちゃん

こうした、人の笑顔と言葉を組み合わせたもの。「プリンセス」と「いつか/この子といっしょに看護師として働きたい」のあたりは、涙腺に響きすぎた。このスライドショーは、持ってたカメラで動画に収めた。5分半ほどの動画。自分ひとりでこっそり楽しむことにする。

20110210-07.JPG終了後、何十人もの人たちに囲まれ、記念写真やサインに応じていた中井さん。すてきなトークとスライドをありがとうございました。


あとは会場内を散策。気になったものなど。

20110210-03.JPGこれかっこいい.
golla
20110210-04.JPG安いのよ。ヨドバシなどに売ってるらしいんだけれど、いつもビックしか行かない上にカメラバッグコーナーにはいかないので、知らなかった。買う。(と思って公式サイト見たら、ビックにもあるそうな…??)

20110210-08.JPGこちらはオリンパスのブースの「レンズバー」で試したフォクトレンダーのnokton25mm/f0.95。いろいろ話題ではあるけれど、実用性のない(?)開放で撮ろうとしても背面液晶でのピント合わせがとても難しい。おまけにボケも描写も汚い。プラスチックレンズかと思ったよ。f2.8くらいまで絞るといいんだけれど、それならこのレンズでなくてもいいし。

20110210-10.JPGこんなシールをいただいた。ちょっと嬉しいかも。

20110210-09.JPG会場を出ると、みぞれのような雪。それがフォトジェニックでもあり、そこかしこでカメラを構えている人が大勢いたのがほほえましかった。
P1243295_R.JPG

オオゼキタク
さんのライブ『歌旅人生』に行ってきた。タクさんの歌は、生でも何度か聴いているし、ビデオでも見たことがある。昨日一昨日はtwicasでも歌ってくれた。でも、ちゃんとしたライブハウスで聴くのは初めて。ついでに言うと、「歌」をライブハウスで聴くのは初めて。僕はずっとインストばかりだったもので。(…と思っていたが、高校生の時に友達のライブを見たことを思い出した)

編成は、タクさん(g)、オバタコウジさん(G)、小林和弘さん(カホン、Perc)、田ノ岡三郎さん(Accordion)。

初っぱな。「旅の空」。そして「ほのかたび」。「旅の空」は、タクさんのpodcast「マジpod」のオープニングでも使われているし、「ほのかたび」は中井精也さんの写真展に合わせて作られた曲だ。僕は、歌声も楽器として聴きたい気持ちを持っているので、詩も大好きだけれど「声」に聴き入る。

客層は、1~2割が鉄道関係というかツイッターつながりというか、あとは「うたうたい」タクさんの客。もちろんほとんど女性。う~む。ステージは映えるな……。あれくらい映える場所というのは、バイクのレースに出ているときくらいだろうか。レースに出てれば下手でもかなりかっこよく見えるのだ。


今回のライブは、イベントがたくさんあった。まずは、ゲストで杉ちゃん&鉄平さん(Piano & Violin)の登場。お二人のステージとなった。杉ちゃんさん(←さかなクンさん、みたい。タクさんがこう言っていたので…)のパーカッシブなピアノと、鉄平さんのバイオリンのデュオ。楽しいネタをいろいろ披露してくれた。

『タモリ倶楽部』の鉄道の回になると登場する南田祐介さんの鉄道トーク、タクさんの鉄道トークを交え、休憩なしで約2時間以上。アンコールは最初の4人に杉ちゃん&鉄平さんを加えた6人で「ほのかたび」。田ノ岡さんと鉄平さんの掛け合い、杉ちゃんの力強いピアノ。それに反応するタクさんの歌。とてもよかった。壁には、中井精也さんの作品のスライドショー。一気に突っ走った感じの、素晴らしい組み立てのライブだった。


最後の「ほのかたび」の前に、タクさんが言った言葉が印象に残った。といいつつ、言葉そのものは正確に覚えてないんだけれど、「この楽しいライブが終わってしまうから、最後の曲を始めたくない」という意味の言葉。そういうセンスを見逃さない人が、詩を作れるのだろう。


ライブ終了後は、残った有志で、そのまま会場で打ち上げ。
P1233293_R.JPG(左から小倉沙耶さん、ヤスコーンさん、オオゼキタクさん、杉ちゃんさん、田ノ岡さん。許可を得て撮影・掲載)


このライブでは、ツイッター上の気になる人に会うこともできた。また来月、「鉄イッターサミット」というイベントもあるのでそちらも行く予定。この歳になって新しい友人が増えていくことが素直に楽しい。



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