車内から撮った写真。2013年3月には「清流新岩国駅」に改称されることが決まっている、錦川鉄道の御庄駅だ。駅舎というか待合室は、ヨ8000がベースだ…と思いきや、違う。
これは妻面扉の形状から、コキフ10000の車掌室部分を2組用意し、トイレの部分で切断し、突き合わせたものと思う。しかし、車票差しの部分や、そもそも妻面扉など交換したりしている可能性もあるので、ちょっと不安要素が大きいと言うことで「コキフの車掌室部分」としかしないのがよさそうだ。 面白いのは銘板がついていることだ。 日本国有鉄道 広島車両所 昭和62年改造 通常は台枠に貼られるべき銘板。車掌室本体はすでに台枠から分離されているため、屋根の側面につけた…のだろうか。 「改造」というのもおもしろい。建築物ではなく、車両を改造しているという気持ちだったのだろうな。
まるで1980年代のどこか郊外にあったような光景が、そこにあった。16m級のコンパクトな車体が、道路脇の木の下に静かに眠っている。多少の錆は浮き出ているけれど、いまだ静かに眠っているかのような光景。
周辺には、この車両を含めて3両の車体がある。別のところで撮影していたら、畑のオーナーさんが声を掛けてくださった。写真を撮りにくる人は少し入るのだろう。大変ご親切に、いろいろなお話を聞かせてくださった。 いわく、まとめて4両引き取った。 トレーラーで持ってきた。 車体は格安でもトレーラーの運送賃がすごく高いのではないか…というような質問をしたら、とくに記憶にないような感じだった。 倉庫を買うよりも安かった。 1両は車体の痛みがひどく、解体した。 オーナーさんからは驚くべき提案をいただいたのだが、まあ、ここでは書かずにおく。現地でオーナーさんに会えば、きっと同じことを言ってくださるに違いない。 車体は倉庫として使われている。ドアも小さなこの車体がまともな農業資材の倉庫として機能するわけがないような気もするが、きちんと使われている。社内を覗くと、いろいろと興味深い。 モハ11の標記と日立電鉄の社紋。「日」「立」を図案化したもので、「日」を横倒しにしているセンスがすばらしい。 関連項目:日立電鉄クモハ352
盛岡IC近くの県道を走っていたら、きれいなヨが目にとまった。あれ、と思うと奥に特急色の車両と、その向こうに赤銅色の車両が見えた。近寄ってみると、写真右(道路側)がヨ6000(車番不明)、サシ481 48、ヨ、ヨ(ともに形式不明だがヨ6000か)だった。
工務店に併設されており、かつては喫茶店のような使われ方をされていたようだ。ヨのデッキには後付けの水洗トイレがあるので、宿泊施設だったのかもしれない。 白眉はサシだろう。長らく青森に配置されていた車両と思う。 サシといえば、この顔である。ヨのデッキとの間は板を渡してある。反対側は、なんと幌をつないである。連結はしておらず、連結器が突き合わされているだけだ。 サシの床下、MGの存在感が気になった。 58.11 MO(盛岡工場の意味) MH94-DM58形電動発電機 電動機/発電機/励磁機 方式 直流複巻/回転界磁/直流複巻 定格 連続/連続/連続 出力 63kw/70kVA/15kW 電圧 1500V/440V/100V 電流 47A/92A/15A 回転数 1800回毎分/1800回毎分/1800回毎分 起動抵抗(20℃) 5Ω 周波数 60Hz 直列抵抗(20℃) 2Ω 相数 3相4線式 力率 0.8 製造番号 7232887 製造年月 昭和47年2月 東京芝浦電気株式会社 鉄道趣味誌は、車両形式の系譜はほぼ網羅しただろうから、今後は主機や補機の系譜もやってほしいものだ。 |
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