最上川左岸の山形県道9号を走っていたら、対岸に吊橋の主塔のようなものが見えた。でも、よく見ると、吊っているのは斜めの桁で、階段のようだ。
これは国道287号の道の駅「白鷹ヤナ公園」の施設で、ヤナに下りる階段だ。階段を設置する際に法面を工事しなかったのは、環境を守るためか、あるいは最上川が増水したときに備えてか。 吊橋のように、主塔を介して向こう側にケーブルが延びている。 PR
5月に、上のようなツイートが流れてきた。手元にある「弥彦線 東三条・越後長沢間 さようなら入場券」を見ると… 古レールで組まれた「鳥居型」の駅名標の横木にある、本来は電灯がある場所がのっぺらぼうになっているので、これと同じ駅名標なのは間違いないだろう。これがどこにあるのか、探しに行った。探し回らなくてはならないかな…と思いつつ国道289号と県道の交差点にさしかかると… すぐわかった。写真の道路は県道。写真奥を左右に横切るのが国道289号。左端はコンビニ。 いや、なんとも見過ごしそうなたたずまいである。表面は駅名を塗りつぶしたのではなく、板を当て、ボルト留めしている。 裏から見ると、こう。ナットが見えている部分が鉄板で、表面の板を剥がせば「えちごおおさき」という文字が残っているに違いない。 駅が廃止になると、駅名標は真っ先に取り外される。場合によっては保存される。だから、このように「野良」で残っていることは、なかなかない。新津鉄道資料館にでも連絡してみようか。
日光宇都宮道路に乗らず、R119にも乗らずに鬼怒川温泉方面に行くために県道77号を走っていると、新しい付け替え道路に出た。一瞬「平成27年4月1日から通行止め」という看板のある小道が左に見え、そのまま鬼怒川を渡りながら上流を見ると、3連のトラス橋が見えた。旧道だ。写真奥が上流、右が左岸・北東、左が右岸・南西。
左岸に行ってみると…。 単管パイプと柵で閉鎖されていたが、美しいポニーワーレン…と思いきや、土木学会の『橋梁史年表』では「単純トラス」とある。この、上弦中央で左右を結ぶ横構があるだけで「ポニー」にはならないのだろうか。 左の親柱には「観音橋」とあり、それに続く袖(?)には「栃木県建造」「昭和三十年五月竣功」「請負者 坂寄建設株式会社」の銘板がある。右の親柱には「鬼怒川」。 2015年4月からは新道が開通しているようだが、GoogleMapsを見るといまだにそれがなく、こちらがメインルートとして描かれている。 左岸はこの地図のようにクネッとしていて、そのたもとに「観光荘」がある(「観音荘」ではない)。そして、その一角に、石碑がある。 「観音橋竣功記念碑 昭和三十年一月吉日 栃木県知事 小平重吉」。裏面は観光荘の敷地内に入らねばならない感じだったので、見ていない。 さて、右岸側である。このように通行止めとなっている。 冒頭のように桁橋なのだが、冒頭写真をご覧いただくと、桁橋もトラス橋もスパンは同じように見える。橋梁史年表を見ると、1954年時点では36.8mトラス橋3連のみだったものを、1961年に32mPC桁4連を延長したとある。残念ながら、1954年時点の空中写真はweb公開されていないようだ。 この観音橋は閉鎖されているので、トラス橋ともども撤去される日も近いだろう。 |
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