18きっぷで出かけた際、ちょっと迷ったがやっぱり立ち寄った。有名な、旧立場川橋梁だ。JRから富士見町に払い下げられた後、結局保存する費用など捻出できず、そのまま放置されていまに至る……というのを何かで読んだ。出典を思い出せない話は、眉唾かもしれない。
下り列車の右側の車窓に、このように見える。

立場川橋梁の向こうに見えるのは中央道、その向こうは八ヶ岳エコーラインの立沢大橋である。上記地図を「写真」にすると、後者はまだ建設中の姿である。
さて、今回は小さなデジイチと安ヅームだけを持って行った。腰痛がひどかったので、荷物を富士見の駅のコインロッカーに収め、カメラだけを持って現地へ行った。そのルートは次のようなものであった。途中、道があるだろう・・・と思って突っ込んだところで道がなくてあきらめたりして余計な動きをしているが、それでも富士見の駅から現地まで15分くらいだったろうか。
そして、やっと視界に入ったのがこれだ。

もちろん手前の大きな橋が新線。下り基準で微妙に左カーブしている。架線柱は通常50m間隔、ということはスパンはそれ以上なので60~70m程度か。その向こうに見える立場川橋梁は200フィート、62mである。
新線の「下」に見えているのは八ヶ岳である。左の白いのは阿弥陀岳、その右の黒い三角が西岳である。
近づく。

思っていたよりも錆びている。周辺の状況もよくない=じっくり見づらい。
手前側の橋脚にすら近づけず、手前に木が繁茂して視界を妨げる。
カメラが35mm換算28~70mm相当なので、あまり寄れない。それでもピンをのぞき込む。
この場所で、ふと「上」を見ると、若い男性が携帯で写真を撮っていた。こんなところまできて携帯???とも思ったが、話してみたら相当に若かったので、それもそうなのだろう。ここまで、旧隧道を経由してきたという。私なぞは、ハナから立ち入り禁止だろうと思い込んでいるので道路を歩いてきたわけだが、そのルートのほうが近くて早いのは確実だ。
ひとしきり話をした。ピントラスに興味をもってくれれば幸い。ごく一般的な廃線趣味というか「行ってきたよ」に止まらず、突っ込んでいってほしい。

裏側=北側から見る。こちら側は雪が残り、しかも凍結している。
このあと、次の電車に間に合うべく急ぎ足で戻ったが、ここから10分ほどで駅に着いた。
18きっぷ旅行のアクセントにこうした「歩き」を加える楽しみを知った。それが、前述の万古川橋梁につながってゆく。
(現地地図、展望図はDAN杉本氏作成のカシミール3Dを使用した)