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東日本大震災の影響で分断されている常磐線の、関東側の最北端にあたり竜田駅。18きっぷシーズンとはいえ、乗降客はまばらだ。2面3線あるホームは、駅舎から遠い3番線のみを使っている。

このように、駅本屋と直結する1番線と、2番線・3番線ホームとの間は、線路を横断する形で通路が設けられている。写真に写っている場所と、撮影時に立っていた場所の2箇所。

跨線橋は必要がないからだろう、簡単な柵がしてあった。跨線橋そのものは、桁タイプである。

* * *

駅の北側の踏切からホームを見る。ここまで列車は入ってこないため、既に線路は草で覆われている。

その反対側、北を見る。写真に見えている架線柱で、架線は終わっている。そのように改変されたのだ。

線路脇の雑草の背丈が高かったので近づいてよく見ることはできなかったが、写真の電柱が架線終端、碍子を挟んでその末尾に錘がぶらさがっている。

上り線の場内信号機は、バツ印が打たれていた。

周辺は帰還困難区域であり、小学校も移転している。とはいえ人の姿はあるし、防犯のため、巡回のクルマが走っている。



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帯広から土砂降りの中、国道274号、国道40号と走りつないで北上した。約4時間、給油以外では停まることなく剣淵の道の駅に着いた。約1時間休み、再び雨の中へ。

士別、多寄と過ぎ、風連の市街地に入ったとき、水色のサービスルームが目に入った。しかし、雨。ゴアの合羽を着ているとはいえ、襟元や袖口から染み入った雨水のせいで気持ちはぐっしょり、カメラを取り出す気力などない。帰路に寄ればいいさ、と通過した。

3日後、改めて訪れたのだが、あるべき場所にない。さんざん探して見つけたのだが、南に向かうとなかなか視界に飛び込んでこないという立地だった。

防火壁は真っ白に塗りつぶされ、日本石油だった痕跡は見当たらない。

サービスルームは、出入り口などないほうがいいかのように、角が大きなガラスで囲まれている。さぞ日の入る建物だったろう。あるいは、その日差しに悩まされたかもしれない。

裏手は空き地、ここを通り抜ける付近在住の人もいた。この距離で見ると、コンビニの建物のようだ。


「風連給油所」のロゴ。かっこいい。

冒頭の写真でも見えているが、付近は農協倉庫が非常にたくさんある。それも、すべてが違う建物であるかのようにバラエティに富む。農協倉庫だけを撮りに、再訪すべきと考えている。

 


オンネナイ…という地名は道内にいくつかあるが、これは宗谷本線恩根内駅近く、美深町にある郵便局。右端に入口。入ってすぐ左に折れて室内に入る。郵便局名は入口の上に掲げられるので、全景で見ると不自然な位置だと感じる。

職員の入口はとても簡素。いかにも郵便局舎らしい、「チープ」とは違う、徹底した廉価仕様…という印象。

そして、この地域だが、エアコンの室外機がある。エアコンは執務スペース側。煙突も同様。

 
郵政書体が残っているのが嬉しい。


いまにも雨が降りそうな八戸から、どこまでカッパをつけずに行けるか…と思いながらバイクで南下した。思ったよりも天気はもち、葛巻に入ってもまだ降り出さなかった。おあつらえ向きに、葛巻の街中に、空の広いモービルがあった。

サービスルームの前に、V字型の厚い庇。上部、谷の中央が凹んでいる。羽根か、あるいは眉毛か。

トタンに守られたピットに掲げられたMobil Service。Mobilは浮いているが、Serviceは壁に直接書かれていた。
「きれいな建物ですね」
「もう、いつ閉めようか、と思ってるんですよ」
わずか8リットルの給油で申し訳ない気がするが、仕方がない。

もうそろそろ、天気もまずいので、西に向かった。岩手町のメインストリートでついに降ってきたので、滝沢から東北道に乗った。

兜沼。勇知、抜海と並んで、はるか遠くの北の大地に思いが飛んで行く駅名・地名。これが駅正面。変形マンサード屋根…というのはいささかこじつけか。入口真上のマンサード屋根の向かって左側はダミーだろう。

ホーム側から見ると、見事に左右対称…いや、右端にトイレのドア。

正面からシチサンで。真横から見てもマンサード屋根。真横から撮っておけばよかった。真上から見るとかなりおもしろい形だろう。

建物財産標。


待合所1号
昭和63年10月31日

 さて、トイレ。ホーム側から入れるようになっている。汲み取り式。きれいだ。トイレットペーパーもある。







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