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銀座一丁目駅新木場行きホーム。写真は先頭側で、エレベーターを180度回り込む形で地上に向かう。

銀座一丁目駅にエレベーターがついたのはいつ頃だっただろうか。1995年から利用しているが、その頃は、写真のエレベーターはなかったと思う。

エレベーターを回り込むと、5段の階段があり、さらに90度左折して改札口に出る。この階段の最下段を見ると、ホーム(地面はホームから連続している)は線路に向けて下り勾配になっているのがよくわかるだろう。

画面右にはエスカレーター。やはり、このエスカレーターは、1995年にはなかった。後付なので、経年感が周辺と異なる。

営団地下鉄の駅は太くて丸い柱が林立するのが特徴だが、ここでは階段の真ん中に鎮座している。後付エスカレーターとの間に微妙な隙間ができてしまったため、そこを避けるように手すりが増設された。

手すりは階段の上り下りに難儀する人には大切な施設なのだが、手すりとエスカレーターとの間のデッドスペースはどうしたらいいのだろうかと考えるのも一興だ。

一つ上の、5段の階段部分にはエスカレーターはない。ちょっと中途半端だ。階段の上り下りに難儀する人はエレベーターを使えばいいのだが、ならば、このエスカレーターも必要ない気もする。実際、ラッシュ時でも、「奥」にあるエスカレーターよりも、「手前」の幅広い階段を利用する人が圧倒的に多い。





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雨の日の地下鉄駅の階段は、下りる方向に、靴底についた水が模様を作る。上る方向は、電車内から来るから靴底が濡れておらず、階段の踏面は乾いている。

こちらは晴れの日だが、雨の日についた模様がこびりついている。雨の日は、畳んだ傘を右手に持って降りてくるから左側通行になるのだろうか。


銀座線渋谷駅の階段。柱と梁が出っ張るここに、よくぞ階段を設置した…という感じがする。しかし、壁に破石が貼られ、流麗な手すりもある。惜しむらくは梁の意匠だ。

梁の右端にはハンチがある。ここに頭をぶつける可能性を少しでも排除するためにか、あるいは手すり利用者が頭をぶつけないようにするためか、手すりが後付けされ、階段の幅が半分になっている。

また、柱の手前、誰も踏まない部分まで階段が作り込まれている、こういうのにグッとくる。

振り返ると、そこにも柱、そこにも無駄な階段。そして、柱に吸い込まれていく手すりが描くカーブが美しい。



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