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側径間が、逆ボーストリングトラスということで知られる奥多摩橋に、ようやく行けた。ある会合で連れて行っていただいた(それについてはいずれ)。塗装から1年くらいということで、とても美しい状態。

逆ボーストリングトラスは、ここ以外に、岩手県の和賀仙人橋と新潟県の境橋が知られる。

 
落橋防止装置は、縦桁にアンカー設置の上、つながれている。床版は1991年に更新されており、建設当時のものは鋼材部分のみ。なお、そのころ、奥多摩の橋梁がそれぞれ修景されている。

 
剪断力が最も大きくなる中央部で、もっとも膨らむ魚腹型。紅林章央氏によれば、非常に理にかなっている構造だが、部材が多く、いまとなっては製造と架設に手間(=コスト)がかかるとのこと。例えば部材の長さがそれぞれ異なることは、それだけ手間がかかる。曲弦のトラス橋が激減しているのもそれが理由の一つだという。

 
これだけの高さのところに足場を組んで、逆さまの円弧状に組んでいくのはとても大変そうだ。

 
主径間は、上路ブレーストリブアーチ。戦前の道路用鋼橋としては最大スパンの108m。

●関連項目

和賀仙人橋(岩手県)


国道17号旧道 境橋(新潟県二居渓谷)






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大分市の乙津川の河口付近に架かる5連のボーストリングトラス。

 
銘板には

昭和26年
大分県建造
内示(昭和14年)二等橋
製作 日本橋梁株式会社


桁裏。落橋防止のアンカーは裏に設置されている。


左岸右の親柱には「乙津橋」。



 
大分県の国道442号として架かる明磧橋(あけがわらばし)。西行きのほうが、大分市街側からプレートガーダー1連+支間36.6mのボーストリングトラス2連+プレートガーダー4連となっている。ボーストリングトラス部分の下に大分川の流路がある。東行きは連続ワーレントラスで、橋脚は一つにまで減らされているように見える。

 
 
残念ながら、お目当てのボーストリングトラス部分は、下流側に歩行者用の桁があることもあって、きれいに撮れない。歩行者用通路と、高水敷から撮った。

 
東側で車が途切れたときに、真正面を。


銘板には

昭和四年●月
日本橋梁株式会社

とある。

 
ボーストリングトラスの桁裏。


「歴史的鋼橋集覧」には、東側のPG1連+ボーストリングトラス2連しか載っていない。1948年の空中写真を見ると、どうやら西側の4連は河川拡幅とともに増設されたもののようだ。同書には「1959年伸長及び打上 支間長19.5+2×36.6+4×22.5m 側径間は単純活荷重合成プレートガーダー、 主径間のトラスは約2.6m打上」とある。「打上」は「扛上」の誤記か。扛上工事の間はやはり長期間の通行止めになったのだろうか。







 
大桐川が仁淀川に合流する直前、国道33号が大桐川を渡るのが越知橋。これは旧橋で、すぐ隣に並行して新橋がある。その旧橋の右岸3スパンがボーストリングトラスだ。左岸川はPC桁橋。


かなり高さの低いトラス。ポニートラスということもあり、ボーストリングトラスに分類していいのか、わからない。

 
右岸側。重量制限が1.5t。親柱は立派なものがついている。左は「昭和四年三月架設」、右は「越知橋」。

 
銘板がいくつか残っている。

昭和四年三月
株式会社
野村組工作所架設


 
左岸側。親柱左は「昭和四年三月架設」、右は「をちはし」。





国道195号を走っていたら、突如、ポニーボーストリングトラスに出くわした。なぜか、「出くわす」のはボーストリングトラスが多い。「歴史的鋼橋集覧」から漏れているせいだろうか。とても整った、塗装も美しい橋。物部川にかかる「日の出橋」という。写真は酷道の対岸(南側・左岸)より。

 
路面もきれいに補修されたばかりのよう。トラスがちょこんと鎮座している…という雰囲気。親柱は、左が「昭和三十年三月架設」、右が「ひのでばし」。左、普通は「竣功(竣工)」と入っているものだが、「架設」。こちらも左岸。向こうに見えているのが国道。

 
もしかしたら「架設」なのは、この橋の出自によるのかもしれない。銘板がある。

昭和30年(1955)
高知営林局
内示(昭和14年)二等橋
製作 株式会社横河橋梁製作所



 
こちらは北側・右岸側。親柱は、左が「昭和三十年三月架設」、右が剥がされている。「架設」もユニークだが、両端の親柱にあるのもユニークだ。





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