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外房線の大網~土気間にあるかっこいい複線PC高架橋。この区間の複線化の際に造られたものだ。高架橋の向こうに、並行するように築堤が見える。それが旧線。カーブ外側(北東)上空から撮影。

 
3層構造。ツートンカラーで塗られている…だけではなく、重力方向のグレーは耐震補強で鋼板を巻き、塗装されている。水平方向はコンクリートの地色。

 
道路に立っての視線の高さはこれくらいで、全貌というか迫力はなかなか伝えづらい。前方の、縦に細長く空いた空間を、1車線の道路が通っている。

土木学会の報告書(脚部3層斜角構造ラーメン高架橋の耐震補強について)によると、14連、全長253.8m。橋脚高さ17m以上。脚部がトレッスルのように下広がりになっているのは、「橋脚下部の大きな転倒、回転荷重に抵抗させるため」となっている。ここは曲線なので、遠心力が外側(写真でいえば「こちら側」)にかかるのだろうか。

旧線については、歩鉄の達人さんのサイトに詳しい。

spl.thnx @roadexplorer
spl.thnx @Einshalt

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飛騨山脈が日本海に落ち込む場所にして交通の難所、親不知。狭い空間を鉄道と国道8号が通り、北陸道はスペースがないために海上に張り出していることで知られる。それらの施設は波浪と煙害という過酷な環境に置かれている。

国道8号の歌高架橋が、塩害のために架け替えられたのが今年、2017年。いま、旧橋がまだ撤去されずに残っている。

 
すっぱりと切り落とされている旧橋。

 
橋脚の上面が見えている。支承があったと思われる場所。



北越急行の高架橋 というエントリを書いたことがある。 20100826.jpg
北越急行の直江津方の蜘ヶ池高架橋(第一から第三?まであるようだ)は、まるでスラブ軌道のみ、といった印象の、とてもシンプルな形をしている。かつて、車内からその動画を撮ったことがある。



この50秒付近の高架橋を、下から見学してきた。

  線路幅くらいのPC桁の上にスラブ軌道が載り、架線柱や歩み板の支えはそこから飛び出す形になっている。

左が高架橋。橋脚と接する部分にはハンチがついている。右の「載っている」ものは、道路をまたぐPC桁だ。歩み板の支えを見ていると、ここまで頑丈な張り出しが必要なのかなあ、と思わないでもないが、必要ないものを大げさに作るわけがないのでこれでいいのだろう。もしかしたら積雪対策かもしれない。

上写真右の橋脚にかすかに見えているのは空頭標。

空頭標
架道橋名 Ct(G)-3
空頭 4m
施工道路面標 道路面状1m00
協定番号 東支経契 第259号の2
協定年月 昭和63年7月
協定者 上越農地事務所

高架橋部分を下から。冒頭の動画で見ると、スラブの間の隙間(金網)は面積としては小さいように感じるが、こうして下から見るとむしろ「これだけ肉抜きしているのか!」と大きく感じる。この隙間は重量減とともに積雪対策にもなっていると思われる。

高架橋は3スパン4脚を1組として作られている。その接合部はこのように壁式橋脚が並んでいる。

そこを下から。

* * *

北越急行は、乗って楽しく、施設を見ても面白い。

●関連項目
北越急行の地形的妙味(1)十日町
北越急行の地形的妙味(2)犀潟
北越急行(下り)十日町駅進入と発車/くびき発車


八郎橋のほぼ真西で写す。八郎橋は国道168号の橋として熊野川の東側(左岸)にかかるが、その南側で通行止めになっている。写真左右中央、谷筋に沿って木が倒れ込んでいるのがわかるだろうか。水害の跡だ。

仮設道路は対岸にある。写真のように鉄骨で脚を作ったいわば高架橋で、ところどころ、クルマの擦れ違いように膨らんでいる。

GoogleMapsを見ておどろいた。その膨らみが反映されている。

大きな地図で見る
地図の中央、水平に右に伸びる谷に掛かるのが八郎橋だ。


仮設橋は、このように鋼管橋脚によって支えられている。上写真右の、黄色のラインが入った道路も国道168号。

現地はダンプがひっきりなしに通っている。一日も早い復旧を願う。





東京駅の丸の内駅舎が復元されて以来、常に人々がたむろし、写真を撮るようになった。しかし、それに続く南側の鍛冶橋寄高架橋のこれはどうだ。

もともとレンガアーチの高架橋があったところに、皇居側にコンクリートアーチを増設してあるのだけれど、そこにレンガ風の書き割りがほどこされている。

コンクリートアーチは無視され、ただ長方形の四角が書いてある。時には斜めになり、幅が広がり、…。

ピラスター部分はこのようになっている。

もっとも、ここは店ごとに塗り替えてあり、左のようにアーチを行かした塗り分けのところもれば、右の「玄」のように隠してしまっているところもある。しばりはないようだ。そして、真ん中に、また書き割り。ここで気づいた。書き割りは、はとバスのしわざである

高架橋の端部は、コンクリートの地肌がでている。その奥にはレンガアーチも露出している。はとバスの書き割り、せめて、このアーチのように「正しいレンガの積み方」で描いてくれたらいいのに。

端部の側面に「鍛冶橋寄高架橋」の文字。これは国鉄によく見られる角マルゴシックだ。コンクリートアーチの延長線上、本来はなにもないはずだが、プレハブが建っている。

見え隠れしているレンガアーチの上部をよく見ると、デンティルがこのような意匠となっている。デンティルが垂木から来ているとは藤森照信氏の著書にあったけれど、これは雲肘木をイメージしたのだろうか。




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