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別海町の指定文化財として保存されているJR標津線の奥行臼駅には、いくつかの、駅施設に付属する建物も保存されている。駅舎や歴史は多くの人が書いていると思うので、ここではそれらをアップする。

なお、駅舎については、詳細な報告書が2023年6月に公開されている。
● 旧開拓使別海缶詰所、および旧奥行臼駅本屋 実測調査報告書

 
 
 
風呂小屋。中に入れないのが残念だが、浴槽が見えた。公衆浴場のように煙抜きがある。基礎が新しいが、この建物は春別駅に残されていたものを移設したもの。罐はよくわからなかったが、石炭だろうか。

 
 

石炭小屋。遠目では、貨車の廃車体のようなサイズ。柱は古レールで、壁は古枕木。ここにバラ積みというか、ストックされていたのだろうか。蒸機への給炭ではなく、駅舎や風呂場、職員宿舎の燃料用だろう。冒頭の報告書では「諸舎4号」、1933年築。

 
 
これは、報告書で「詰所1号」としてあるもの。1933年築で保線員のための詰所らしい。

 
 
 

保線倉庫。報告書では「倉庫1号」、1940年築で1959年に増築。かなり傾いている。向かって右手は保線用の車両が納められていたのだろう。

冒頭写真、駅舎左にあるのはおそらく「井戸屋●(判読不能)」、つまりは井戸のための小屋か。

 

駅舎の事務室内には入れないけれど、覗くことはできる。また、待合室部分は見学できる。待合室に掲げられている運賃表は、ローカル仕様か。というのは、国鉄では、どんなに小さな駅でも、東京都区内や大阪など、全国の主要駅が記載されるのが常だったからだ。そのあたりの規程はあるはずなので、見てみたい。



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静岡県の浜岡原発のすぐ西、浜岡砂丘にある、日本陸軍の施設の跡。1940年に作られた、陸軍の射場(大砲の試射場)に関連する施設だ。西に3kmほどいった浜野が発射地点で、着弾するこのあたりでそれを確認した。こちらは海側。

 
コチラが内陸側。銃眼のような窓がある。


内部にも入れる。

 
この板は当時のものdろうか。この穴が、開閉する窓のピボットになっていた?などと想像する。

 
かまどがある。

 
解説。










 
新潟県の、河岸段丘で知られる場所。段丘面はそれぞれ田や畑になっている。その一角に、集中して、三角形の小屋がある。

 
 
一つ目。比較的大きい。ここまで大きいと、棟を組むのも本格的になりそう。礎石にコンクリートブロックなどが使われている。外面はすべてトタンで覆われている。入口は妻面、扉はよく見ると蝶番があるので開き戸。扉の高さは低い。

 
 
 
一つ目の小屋のすぐ近くにある。道路に妻面を向けている。ここまで小さいと、小屋というよりは、仮に屋根をかけただけ、のように見える。上下二段になっている。外面はトタン。

 
ちょっと遠くなので、よく見えない。左の屋根はスレート? 右は板?

 
トンネルの観音掘りのような形の、五角形断面の小屋。いや、普通の建物の断面は五角形なんだけれど、この小屋は側面が末広がりになっており、屋根が側面にそのままつながっているので、より五角形が強調される。こちらはけっこうな大きさがあるが、三角形のものと同様、断面は縦長で、視覚的に不安定さがある。このような形が、当地ではオーソドックスなのだろうか。

これらの形は、積雪対策と思われる。当地は、全国でも屈指の豪雪地帯だから。







25年ほど、毎年南会津に行っている…ということは何度も書いているが、旧道沿いのある地区は、近隣の地区とは明らかに異なり、北海道の家屋のような急角度の屋根を持つ家が多い。また、屋根が複雑なものもある。

そして、やたらと蔵が目立つ。それも、屋根が大きい。一般的な蔵よりも屋根が大きく張り出している。そして、土壁のものや一部改修されたものも多い。まったくバラエティに富んでいる。手前の蔵は、腰回りがブロック塀化されている。ここに限らず、小屋は、ハシゴを側面にかけていることが多い。上の写真でも二つの蔵がハシゴを抱えている。

 
こちらの蔵は、妻面の上部だけが土壁で残り、その下部は下見板張りに(おそらく)改修され、平側は塗り壁になっている…ように見える。平側の下部の下見板張りは、妻面とは異なる。

 
普通なら片流れの屋根になりそうな小屋だが、正面側に鋭角に屋根が落ちている。左から2件目は、正面に雪が落ちないようにだろうか、破風がある。

 
 
窓がないので物置…小屋だと思うのだが、住宅を転用したのかもしれない。屋根が凝っている。1階部分の側面、角波トタンが「横」に打ち付けられている。こういう使い方は初めて見た。
 
徳島県の恵比須浜。キャンプ場のすぐ裏は港。


そこにある大きな造船所。とても大きな扉に圧倒される。

 
 
これだけ大きな建物が、トタン板で覆われている。一部が張り替えられていて、とにかく鑑賞させられる。

 
 
 
これはコンクリートブロック造りのウインチ小屋。ワイヤーが出る場所のために、「顔」に見える。ウインチを操作するハンドルは、電気機関車のマスコンハンドルのようにノッチが刻まれている。レバーを握って前後に倒し、離すとそこに固定されるのだろう。ハンドル2本あるのはどうなっているのだろう。左奥のモーターから3段階で減速されるようだ。


 
 
その近くの、たぶんもう使われていない小屋。躯体の骨組みがわかる。戸が失われているので中が見える。木戸のついた物置?があるのは意外な感じがした。

 
 
陸上に引き上げられた「第十一轟丸」。「轟」が略字。コンクリートの台の上に載っているようにも見えるが、コンクリートに見える部分は海中にあって藻などが付着した部分。




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