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本庄と伊勢崎を結ぶ国道462号。伊勢崎には機屋があり、本庄周辺には機子がいた。両者を結ぶルート上に坂東大橋があった。とはいえ国道指定は1993年、それまでは県道だった。いまでこそ4車線・2連の斜張橋が利根川の両岸を結ぶ(新)坂東大橋が架かるが、2004年にこの新橋が架かるまでは、朝夕など本庄市内での右折待ちを先頭に30分、クルマが動かないなどという毎日だったと現地の人に聞いた。

旧橋の一部が、幅を切り詰められた上で左岸に保存されている。その横がバス停になっているため、休憩スペースを兼ねている。上写真右端に見えているのは、バス利用者のための駐輪場だ。

なんとすばらしいスペース。バイク用駐輪スペースと自販機でも置いて欲しいくらいだ。トラス天井の上横構の端部を見ると、幅を詰めているのがわかるだろう。

移設されたモノだろうが、銘板がある。

昭和五年
株式会社横河橋梁製作所
製作

その脇の塗装表記は保存時のものだろう、律儀なものだ。

傍らには説明板と、碑がある。大きなものが開通碑で当時の首相・若槻礼次郎が揮毫、小さなものは保存時の記念碑だ。

説明板。とてもわかりやすくまとまっている。なにより、支柱と枠がすばらしい。

 
文面は群馬県知事・堀田鼎。

開通時の記念碑。


* * *

坂東大橋の北側、国道462号を北上してすぐ右側に、2014年11月15日に「自販機食堂」がオープンした。かつて国道沿いなどの無人のドライブインによくあった自販機を整備し、いま3台が並んでいる。オープン初日は愛好者がたくさん来店、賑わっていた。動態保存的な意味もあるので、ぜひこちらも訪問してほしい。うどん、トースト、ハンバーガーすべて食べると相当な満腹感になる。

自販機食堂
群馬県伊勢崎市富塚町293-3 1F

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魚沼丘陵の、長手方向に刻まれた谷をいくつも超える国道353号が、最後の峠・豊原峠にさしかかるころ、左に上路曲弦トラスのようなものが見えた。まさか!?

トラス橋の下弦が曲弦になっているものは、国内では4例しかなかった気がする。たぶんもっとも有名なのは国道20号の梁川橋。でも、この写真は、うまく木に隠された目の錯覚だった。

反対側に回り込んだら、なんのことはない、普通の上路トラスで、両端パネルの下弦だけが斜めになっていたものだった。落胆した。

この道は、国道から谷をひとつ挟んだ対岸の鰕池(えびいけ)という集落に行くためのものだ。それまでは、鰕池へのアクセスは下流側からだったのだが、1車線の細道だったために新たに造られたのだろう。旧道というか、従来の道のストリートビューがあるのは驚いた。

上の写真、左の袂に石垣がある。もしかして旧橋の橋台か? とも考えたが、この高さから橋がかかっていたことはなかろう。古い橋であれば、もっとギリギリまで谷に向かっていくはずだ。

路面は、プレートガーダー部分とトラス部分とがまったくわからないくらいにつながっている。写真手前はコンクリート橋台の部分で、親柱に相当する銘板は、きちんと鈑桁になる区間の左右に貼ってある。

  向かって左が「宝橋」(橋は異体字)、右が「二級町道 東川上鰕池線」(なぜかピンぼけだった…)。市町村道に「二級」とあるのは幹線道(規程あり)である証拠だ。

橋脚がおもしろい。手前は通常の橋脚、それにしても幅が広い。奥は向こう側にトラスの支承があるため幅広部分の高さが必要で、まるで羽子板のようだ。



鬼峠・ニニウ・占冠のこと(1)
鬼峠・ニニウ・占冠のこと(2)
鬼峠・ニニウ・占冠のこと(3) 新入小学校と『シリーズ北海道の女』(宮内令子著)の続き。



道道136号夕張新得線(緑)は、実にいろいろな表情を持つ路線である。かつては三弦橋を間近で見ることができたり(写真には撮っていない)、パンケニニウ川沿いに走ったりすることもできた。後者、1999年における通行止め区間東側端部については1999年 道道夕張新得線(道道136号)をご覧いただきたい。

道道610号(黄)は穂別の富内から国道274号(赤)福山を横切ってニニウに到り、道道136号と重複して占冠中央に到る。

2009年、道東道の占冠IC以東が開通したとき、占冠市街と国道274号石勝樹海ロードを短絡するルートとして、道道136号と道道610号(紫)が整備された。後者はそれまであったルート(※林道か村道か未詳)を新たに道道610号とし、赤岩トンネルが掘られた。夕張IC~占冠ICが開通した現在の通行量は僅少である。

その整備の際、赤岩青巌峡に架かっていた橋も架け替えられた。それが今回紹介する赤岩橋である。
線形がカーブしているため、見る角度によっては、一瞬「半月形!?」と思ってしまうシルエットである。よく見れば下弦の中央部で桁高さを増した形状であり、それが水平方向に曲がっている。左下は旧道である。

半径は560m。詳細は日本橋梁建設協会のサイトに記載がある。

この下に、旧橋跡がある。かつては中路のアーチ橋だったのだが、いまは撤去されており、橋台だけが残る。
この旧道はクルマで走ったことがある。当時は道道610号ではなく、占冠村道だった。(@Einshaltさんのご指摘による)

* * *



さて、この道道610号、この赤岩青巌峡付近ではなく、ニニウから西が2010年から通行止めになっている。ニニウからはとくにゲートもないので行ってみたのだが…。

むかわ町(旧穂別町)との境でゲートが下りていた。とくにその向こうに行ってみたりなどせず、引き返した。このゲートの向こうの道は1999年にバイクで走っている。









新潟の街歩き『砂丘をキワめる坂道めぐり』&『砂丘を登ろう!日和山登山』で、みなとピアに行ったとき、新潟の西の郊外にある新川と西川の立体交差の展示があった。同時にこの水路橋のお話もうかがったので、午後から見に行った。場所はJR越後線から徒歩5分くらいの場所。写真は東側で。上流(橋の左)に見えるのは西大通り。

新川の下流から見ると、この水路橋は2連のトラスである。その右に水門が見える。

こう見ると新川がメインで西川が運河のように見えるが、逆である。もともとは西川は舟運等に使われていた自然の河川で、天井川であった。いまの新川周辺、わかりやすくいえば新潟から上越新幹線と越後線と弥彦線に挟まれたエリア、ここは氾濫原であり、潟湖が多数あった。幅の広い新川は、そこから排水し、水田化するために掘られた運河である。

その経緯はこちらをご覧いただきたい。
新潟県ホーム>農林水産業>【巻農村】水を利用し、水から守る
新潟県ホーム>農林水産業>新川漁港(第1種 新潟市管理)


水門を下流から。見えている水は新川のもの。水門の向こうに、右から左へと西川は流れている。この水門、おそらく西川の流量が増えたときに開放し、新川に落とすのだと思う。

西(左岸)から。両脇に通路がある。閉鎖されていると聞いていたが、行ってみたら開放されていたので渡ってみた。

東(右岸)には、ていねいな解説板が設置されている。見えづらいが、きちんとワーレントラスを組み、床版にあたる部分がプレートガーダーになっている。水路部分の部材の継ぎ目は、スポンジ状のものがパッキンのように挟まっていて、水は漏れない。

銘板は、ふたつのトラスともに外側についている。
  • 昭和29年(1954)
  • 農林省建造
  • 西川水路橋
  • 桁製作株式会社播磨造船所
  • 下部工事鹿島建設株式会社
下弦と床版たる部分のガーダー。ガーダーのリブは下部まで回り込んでいる。この橋は、残念ながら、スペースの都合場、裏側から撮影することができない。


さて、新川の工事のときのこと。
現地看板の一部だが、右側のように、足踏み水車で水を汲み上げていた。今回、偶然にも左岸で「新川まるごと博物館」と題して足踏み水車の体験等をしていた。

もちろん乗ってみたのだが、あまりに軽く回る。軽く踏み込みだけで、大量の水…洗面器数杯分くらいの水が組み上げられる。解説図のように、ルームランナーのごとく足踏みすることなどできない。

水路橋は1955年の共用開始だが、それ以前は煉瓦製の9連の「暗閘」を有していた(サイト「水土の礎」に当時の写真がある)。この「暗閘」なる言葉はどうやらここだけで使われているようだ。その暗閘の扁額も展示されていた。とはいえ「暗」だけが実物、他の三つはレプリカである。この「暗」、近隣の家で踏み石のように使われていたとのこと。

暗門の九つのアーチそれぞれに掲げられた扁額。「第九号」とある。これも似たような使われ方をされていたそうだ。「第一号」も展示されていた。









水内橋を渡り、県道166号を西へ走る。影谷という谷を詰めると、峠の手前に「奥」という集落がある。そこで目にしたのが、この上路トラスだ。このあたりの県道はとても細くなっていて、この橋は私道のようにも見える。

普通の上路トラスは下弦が兄弟と接しているが、この橋は上弦が橋台と接している。なので「上路」とだけ呼ばずに「逆」と呼んでみることにした。この場合でも部材が受け持つ圧縮と引張の位置関係は変わらないと思うが、なんともお手製のようなこの橋は、さて。



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