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掘り上げ田跡を見に行く(1) 神扇池の続き。


 
(地理院地図空中写真1961をカシミール3Dで表示 MKT613-C5-24)


 
(地理院地図空中写真「最新」をカシミール3Dで表示 CKT20091-C21-62)

 
少し引いて、地理院地図。なんと、ジェットコースターの下の沼が描かれていない。①②は後述する写真を撮った場所。姫宮落川(ひめみやおとしかわ)、笠原沼落(かさはらぬまおとし;「川」はつかないようだ)等を図示する。


迅速測図(1880~1886)を見ると、掘り上げ田の様子が描かれている。それぞれの川の流路はも、当時から変わっていないのは意外。5万分の1地形図になると、田んぼマークになってしまう。

さて、現地の様子。

 
①から東、西を見たところ。見えている「橋」は、笠原沼落を渡っているもの。周囲が低地、東武動物公園側は田。

 
①地点から農道を西へ、ジェットコースターに向かって歩く。ジェットコースターの下は沼だ。この沼は、先に見たように地理院地図には掲載されていない。なぜだろう。

東武動物公園の東側は、カバ沼や白鳥の池になっている。「沼」であることを利用した造りになっているのだ。もしかすると、万一、周囲に水があることは、万一の動物の逃亡の際にも役立つと考えられているのかもしれない。…それはないか。









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(カシミール3D+地理院地図)

2019年の長旅としては、GWの東北ツーリングと9月の夏休みの中国地方ツーリング。ほか、丸田祥三さんの取材のお供で今年もあちこち連れて行っていただいた。

今年のキモは、航路。
むつ湾フェリー フェリーかもしか(蟹田~脇野沢)
新日本海フェリー(新潟~敦賀)
なかなか乗れない、乗らない航路だ。
佐渡汽船深夜便(新潟~両津)
は、「深夜便」という、超繁忙期のみ運航するログだ。

本州は、岐阜県と和歌山県に足を踏み入れていない。北海道・四国・九州にも渡らなかった。これは2006年以来だ。ちなみに2006年の「前」となると1990年、浪人時代となる(その時点では北海道・四国・九州ともに行ったことがない)。福井県はいつ以来だろうと確認すると、若狭は2014年以来、嶺北は2011年5月以来だった。

本当は、年末に九州に渡るつもりだった。しかし、11月下旬に右膝をケガしてしまい、ちょっと無理になった。残念。

2020年はTENERE700を買う。遠出の機会を増やすぞ。


●参考
2013年


2014年


2015年

2016年


2017年
 

2018年
 
(いずれもカシミール3D+SRTM30)





地名のマッピングがおもしろい。東京周辺の地名の末尾1文字を地図にプロットすると、地形や土地利用が浮かびあがるのではないかという試みだ。

新潟では、砂丘列に「山」という地名をつける。新潟の人にはわりと知られているのだが、それをマッピングするとどうなるかを、同じ方法で試した。

【作り方】
位置参照情報ダウンロードサービスで任意の地域の地名をCSVでDL
→CSVを「地名・緯度・経度」のみにする
 →地名は「○丁目」「○ノ町」「○番長」「町」などを削除する
 →さらにright関数で地名を末尾1文字だけにする
→Googleのマイマップで開く
→KMLで書き出し
→KMLをカシミール3Dで読み込み

ざっとこのようになる。(一部、修正漏れがある)
 
(カシミール3D+スーパー地形セット+地理院地図/ぜひ拡大してご覧ください)

・地形で浮かび上がる砂丘列に「山」が並ぶ
 ・「ツ」は「山二ツ」
 ・「山木戸」などは「戸」になってしまう
・新潟島に並ぶ「番」「通」は同じ意味で、すべて1~14まで整然と並んだ碁盤の目状の地名
・「岸」「端」は川端
・「島」はかつての中洲(埋め立てなどで陸続きに)
・「浜」も多い

砂丘の位置を明示する。
 
(カシミール3D+スーパー地形セット+地理院地図+シームレス地質図/ぜひ拡大してご覧ください)

砂丘は「7」と数字がある範囲。半透明の赤で強調した。「山」と重なっているのがわかる。なお「6」は自然堤防の堆積物。そこにも「山」が当てられた地名がある。


【2019.6.30追記】
 
「砂」「浜」の地名のみを抽出。略さずにプロットしてみた。


「砂山」「砂岡」「砂崩」地名が集中する、亀田の袋津の東の砂丘列。









鳥取県の地図を眺めていて気がついた。県界がすべて分水界である…? 米子市街地も、すぐ尾根が迫っているため、分水界だ。平野部だけは、さすがに分水界ではないようだが。


(拡大したりして、ずっとなぞって見てください)

小縮尺の地図を見ていると、県界はすべて分水界のように見えたので、2万5000図相当で丹念に見ていくと、しかし、1個所だけ破れていた。米子市に南接する南部町と島根県安来市の界だ。

 
(Kashmir3D+スーパー地形+地理院地図に加筆)

赤い線が分水界。これが県界ならパーフェクトだったが、なぜかここだけが安来市になっている。

しかし、島根は「日本でもっとも県界が分水界である県」であることがわかった。他の都道府県界を見ると、いずれも一目見て河川が界になっているところや河川が貫流しているところがわかる。詳細は見ていないが、次点が石川県のようだ。


HEYANEKOの棲み家(へき地ブログ)の記事「宮崎県小林市(旧須木村)田代八重」で、熊本県多良木の、太平洋側に注ぐ大淀川水系の集落・槻木が紹介されていた。2017年GWの九州の林道取材時に近くまで行っていたな…と思ってGPSログを見ると、東シナ海側から峠を越え、少しだけ太平洋側に入って折り返していた。アクソー林道とそれにつながる林道群だ。いずれもピストンではっきりしなかったので、『林道ツーリングガイドブック2017~2018』には掲載しなかった。

地図で示すとこうなる。紫が分水嶺。
 
(kasimir3D+スーパー地形+地理院地図)

さらにアップ。
 
(kasimir3D+スーパー地形+地理院地図)

赤いラインは私のGPSログ。一瞬だが、宮崎県側に入って引き返している。

『ツーリングマップル九州2016』に掲載されている「湯前飯盛林道」に槻木峠から入り、道なりに行ったら地図とはまったく違うルートとなり、北側に抜けることができなかった。道路地図の山間部がいい加減なことはよくあるし、ツーリングマップルの情報が相当に古い場合もよくあるが、これはその顕著な例。

 
槻木峠。尾根を北に向かう。

 
槻木峠から北に上がり、送電線付近ではこんな展望が広がる。

 
尾根の西側を走る。南を向いている?

 
GPSログ左上の行き止まりはこんな感じ。

 
GPSログ右上は、舗装路になっているので引き返した。

 
道中、いくつかの表示や通行止めを意味するロープがある。林道は生きている。

* * *

このエリアの西側、熊本県錦町とあさぎり町にも、やはり大淀川水系のエリアがあり、以前「熊本・宮崎県界と分水界」という記事を書いたのでどうぞ。







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