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2011年夏、新幹線含め1日乗り放題の「JR東日本パス」と、普通列車7日間乗り放題の「北海道&東日本パス」を使って札沼線に乗り、新十津川から滝川まで歩いた。滝川駅の近くに、閉鎖されてそこそこ経っている給油所があった。角地にあり、道路の2面に、それぞれ設備があったようだ。

 
こちらの道路面は計量器の形が面白い。しかも2台とも軽油だ。

 
見ていると酔いそうな傾きで申し訳ない。びっしり並んだ計器の窓はおそらく積算計、丸いフタには数字、フタをめくるとシリンダー錠がある。お得意さんのためのツケ払い用だろうか。

 
有効期限は「66.9」に見える。昭和66年とすれば1991年までか。

 
左のほうはずっと近代的で、有効期限は「20年8月」。右のものより30年も後だ。


冒頭写真で右に見えている道路側に回ると、建物があった。「郷石油(株)式会社滝川支店」とある。玄関には「事務所移転のお知らせ」という張り紙がある。すぐ上の軽油だけの計量器は左側に直交する形で見えている。

 
社屋の右。石油貯蔵庫?と少し高い位置の計量器。

 
 
ノズルが黄色いのでハイオク? でもなぜ高い位置に?そして右の、蒸気機関車への給水器のようなものもメーターがついているので計量器のようだ。

この敷地にはいま住宅が建ち、移転した郷石油をいま検索しても、ヒットする場所にはノーブランドの給油所がある。

【同日追記】

とのことです、いつもご教示ありがとうございます。

* * *

 
 
 
その時の札沼線。2011年7月11日月曜日。まだ3往復あったころだ。1往復になったのは2016年3月、(実質の)廃止は2020年4月。1往復になったころから混雑がすごいことになっていたが、このときは乗客は鉄道趣味者数人だけだったと思う。
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早明浦ダムから北に向かう県道。集落も尽きようとするあたり。現代の目からしたら「こんなところに給油所があったのか」と思うような場所だが、かつては小学校もあった集落。いまは薪置き場になっている。

 
その薪の向こうに、「昭和シェル」のペイントが見えた。




 
 
山と川の接点である小さな集落に、いまも清潔な美しい姿で営業している給油所がある。その向かいに、シェル石油のフラッグが対になっていた。

その日は給油所は休業日。しかし、セルフの洗車機は使用可能。近隣の人たちが二人、クルマを洗っていた。


spcl.thnx @g_stand








海が見える、いまは石油販売店の駐車場になっている一角に、shellのフラッグがある。1964年に制定されたVM(Visible Manifestations)の様式と思われ、以来、何度かの改訂の歳にも塗り替えられることなくここは閉鎖されたのだろう。
 
南北方向にある防火壁……すなわち壁面は東と西を向くが、退色しがちな赤も黄色もしっかりと残っている。



spl.thnx : @g_stand




 
くびき野レールパークに隣接するShell。大きなキャノピーが目を惹くが、サービスルームの額に貼り付けられた「SHELL」の文字。これは1960年代のデザインに違いない。そして、キャノピーは、後年に設置されたものに違いない。1974ー1978の空中写真では、案の定、キャノピーは写っていなかった。



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