忍者ブログ
[1] [2] [3] [4] [5]
静岡県の県道が付け替えられた。新道は旧道と並行して敷かれた。その新道に面して昭和シェル石油があるのだが、その裏手に、かつての店舗がそのまま残されていた。


PR
宮城県に石ノ森章太郎の生家がある。その近くに、古いシェルがそのまま残っている。あまり日当たりがいいわけではないからか、シェルのマークの赤も黄色もきれいに残っている。

GoogleMapsのストリートビューでも見ることができるが、その撮影は2011年10月、サービスルームの背後に大きな木が写っている。それが、このペイントを保護してくれていたのか。また、同じく移動式計量器も写ってはいるが、それは2013年秋に訪ねたときにはなくなっていた。どこかで活用されていることを祈る。



積丹半島の外周を時計回りで回ると、道は積丹岬を手間で内陸に右折してしまう。その外側の角に、この青空給油所はある。扱うのはレギュラーと軽油だけだ。角地ゆえか、時代の要請か、敷地の角は大きなRを描いている。



サービスルームもない、無人の給油所…と思いきや、「営業中 給油されるお客様は向い高橋商店へ」と立看板がある。前回はタイミングの都合で立ち寄れなかったが、今回はここで給油することにした。バイクを停めると、すぐに、道路を挟んだところにある商店からおばちゃんが走ってきた。商店の軒先には浮き輪やイルカの浮き輪がぶらさがっている。




20120819_000.JPGひどい雨の国道105号をバイクで北上していると、松葉駅の近くで「共」「石」という文字が目に入った。共同石油…!? いや、そうすると文字数がおかしいのだが、見た瞬間からしばらくはそう思い込んでしまった。沿道には、丸善石油の跡などもあったのだが、あまりの雨にバイクを止める気にもならず、通過してしまったのに、ここには止まった。幸い、雨が少し弱まった。

20120819_001.JPGいったい、どのブランドだったのだろう。現地ではそれを連想させるものは見つからなかった。もっとも、雨なので、あまりうろつくこともしなかった。建物内を見ればわかったのかもしれない。また、いま思えば、地下タンクへの注油口を見ればブランドがわかったかもしれない。

20120819_002.JPG廃墟的な見方はまったく好きではないのだけれど、廃道と同じで、(グレーゾーンながら)好き勝手に歩き回れるのが、閉じた給油所のよさだ。営業中ならのぞき込むことができない場所も、見ることができる。

それにしても、大きな1枚ガラスだ。こういうガラスは再利用されることはないのだろうか。

20120819_004.JPG正面奥左の防火壁。なにもわからない。右端、ピットから出ている煙突は暖房用だろうか? 

20120819_003.JPG右、つまり道路と直角に位置する南向きの防火壁。「三」とある板は、おそらく店舗名としてサービスルームの屋根に掲げられていたものだろう。それ以外のものはなかったように思えた。

* * *

本当は、この日、角館からR46・R341経由で田沢湖、宝仙湖とかすめて鹿角、小坂、碇ヶ関へと向かうつもりだった。ところが、雨の中、一瞬地図の確認を怠ったところ、うっかりR105に入ってしまった。そして、こののっぺらぼうに出会った。

帰宅後、2001年版のツーリングマップルを見ると、この場所に昭和シェル石油のアイコンが記してあった。
 
20120623_000.JPG村松は、街の規模から考えると非常に大きな商店街と雁木がある。そして、その中心部は、かつての蒲原鉄道村松駅からはちょっと離れている。その中間地点に、この閉鎖した昭和シェルの給油所はあった。かつてはここに雪が積もり、毎日のように雪下ろしをしていただろう分厚いキャノピーと太い柱は好みではないのだが、ふと見ると写真左に別の防火壁がある。

20120623_003.JPG近寄る。右上と左下の黒い影は、うっかり、フードが正しい位置になかったことに気づかず撮影したためだ。

防火壁は昭和シェルのカラーリングというより…

20120623_004.JPG丸紅/昭和シェルの色だった。ロゴは大きな面積を占める赤と同系統の色で塗りつぶされている。

でも、冒頭の写真のように、こちら側は、メインのスペースではガッチリとした防火壁が存在している。なのに、なぜこちらに別の防火壁があるのだろう? もしかして、かつては昭和シェルと丸紅が別の店舗として並んでたのだろうか。丸紅は昭和シェルブランドの給油所もタクさん持っているので、これだけではわからない。また、残念ながら、古い航空写真を見ても不鮮明で、確認はできなかった。

20120623_002.JPGちょっと戻ってサービスルーム。昭和シェルの赤黄のツートンはフィルムタイプのステッカーかと思ったら、違った。ブラインドをこういう色に塗ってあったのか。

20120623_001.JPG29.01リットル。計量器には、検査期限が平成6年…というステッカーが見える。意外に、閉鎖してから時間が経っていた。おそらく20年近い。しかし、サービスルームの外観はとてもきれいだ。

現在は、あまり広いとは言えないスペースは月極駐車場になっている。

 


Copyright (C) 2005-2006 SAMURAI-FACTORY ALL RIGHTS RESERVED.
忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12
14 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
twitter
twitter2
プロフィール
HN:
磯部祥行
性別:
男性
自己紹介:
メールはy_磯部/blue.ぷらら.or.jpにお願いします。日本語部分等は適宜置き換えてくださいませ。
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア