![]() ![]() 先客がいた。老夫婦だった。山菜採りかと思いきや、この沢から水を引いているホースの点検に来たという。この近くに「流しそうめん」と書かれた店があるが、そのオーナーだった。親父さんは、かつてこの橋をクルマで走っていたそうだ。 こうしてときどき眺めにいくとして、あと何年、あと何十年、ここにこのまま残っているのだろうか。なにもなければ私がこの世からいなくなってもまだここに在り続けるとは思うけれど。 PR
津和野町日原から北西、県道312号を国道488号に向けて走っていたら、突然、ボーストリングトラスが現れた。驚いた。これは津和野側(西)から益田側(東)を見ている。 これは逆、益田側(東)から津和野(西)。 いや、ボーストリングトラスではなく曲弦ワーレンかもしれない。曲弦ワーレンとされる松室大橋(日本橋梁製/1920)と見比べると、そっくりだ。 ==================================== ==================================== 益田側は県道312号と、旧国道488号の合流点。左下、\方向の道路が旧国道。いまは新道ができている。 …と思ってカシミール3Dで地図を見たら…。 地図が古い。行政地名はまだ「日原町」だ。こちらはまだ新道が記載されていない。赤い線はGPSログ、地図ほぼ中央、山の尾根で途切れているのが現在の新道のルートだ。調べると、この部分の数値地図は平成14年刊行のものが最新だ。(こちら) 閑話休題、須川橋。 昭和31年(1956)
島根県改造
施行
高田機工株式会社
…「改造」? どこから持ってきたのだろうか。「改造」であるならば、1920年製の松室大橋と同じ桁をどこかから持ってきたという可能性も十分ある。 * ボーストリングでも曲弦ワーレンでもどちらでもいい。知らなかった橋に突然出会えたことが嬉しい。 大正九年十一月 日本橋梁株式会社製作 大阪 銘板の周囲の黒い部分は、錆び。錆で1cm以上、銘板が浮き上がっている。クラックも錆で押し上げられたせいだろう。このまま行けば、いずれ、錆が原因で銘板が破損し、錦川に落下するに違いない。 塗装年月 1992年3月 エポキシ樹脂錆止め 下塗り ハイポン20デクロ1回 塩化ゴム系樹脂 中塗 ハイラバーEスーパー1回 塩化ゴム系樹脂 上塗 ハイラバーEスーパー1回 塗料会社名 日本ペイント株式会社 施工者 佐原塗装 塗装面積 598m^2 それにしても、塗装の落ち方だ。 |
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